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03月01日-03号

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  1. 和歌山市議会 2017-03-01
    03月01日-03号


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    平成29年  2月 定例会                平成29年          和歌山市議会2月定例会会議録 第3号            平成29年3月1日(水曜日)     -----------------------------議事日程第3号平成29年3月1日(水)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第1号から同第27号まで第3 議案第29号 平成29年度和歌山市一般会計予算第4 議案第30号 平成29年度和歌山市国民健康保険事業特別会計予算第5 議案第31号 平成29年度和歌山市卸売市場事業特別会計予算第6 議案第32号 平成29年度和歌山市土地造成事業特別会計予算第7 議案第33号 平成29年度和歌山市土地区画整理事業特別会計予算第8 議案第34号 平成29年度和歌山市住宅改修資金貸付事業特別会計予算第9 議案第35号 平成29年度和歌山市住宅新築資金貸付事業特別会計予算第10 議案第36号 平成29年度和歌山市宅地取得資金貸付事業特別会計予算第11 議案第37号 平成29年度和歌山市駐車場管理事業特別会計予算第12 議案第38号 平成29年度和歌山市下水道事業特別会計予算第13 議案第39号 平成29年度和歌山市漁業集落排水事業特別会計予算第14 議案第40号 平成29年度和歌山市農業集落排水事業特別会計予算第15 議案第41号 平成29年度和歌山市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算第16 議案第42号 平成29年度和歌山市介護保険事業特別会計予算第17 議案第43号 平成29年度和歌山市後期高齢者医療特別会計予算第18 議案第44号 平成29年度和歌山市街路用地先行取得事業特別会計予算第19 議案第45号 平成29年度和歌山市水道事業会計予算第20 議案第46号 平成29年度和歌山市工業用水道事業会計予算第21 議案第47号 和歌山市個人情報保護条例等の一部を改正する条例の制定について第22 議案第48号 和歌山市職員給与条例等の一部を改正する条例の制定について第23 議案第49号 和歌山市職員の育児休業等に関する条例及び和歌山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について第24 議案第50号 和歌山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について第25 議案第51号 和歌山市美化推進及び美観の保護等に関する条例の一部を改正する条例の制定について第26 議案第52号 和歌山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について第27 議案第53号 和歌山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について第28 議案第54号 和歌山市国民健康保険協力員の報酬及び費用弁償支給条例を廃止する条例の制定について第29 議案第55号 和歌山市社会福祉審議会調査審議事項の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について第30 議案第56号 和歌山市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に係る地域生活支援事業に関する条例の一部を改正する条例の制定について第31 議案第57号 和歌山市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について第32 議案第58号 和歌山市企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定について第33 議案第59号 和歌山城条例及び和歌山市立こども科学館条例の一部を改正する条例の制定について第34 議案第60号 和歌山市開発行為等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について第35 議案第61号 和歌山市営自転車等駐車場条例の一部を改正する条例の制定について第36 議案第62号 和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について第37 議案第63号 和歌山市非常勤の職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について第38 議案第64号 和歌山市立伏虎義務教育学校の設置に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第39 議案第65号 和歌山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について第40 議案第66号 和歌山市立体育館条例の一部を改正する条例の制定について第41 議案第67号 和歌山市教育支援委員会条例の一部を改正する条例の制定について第42 議案第68号 和歌山市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について第43 議案第69号 包括外部監査契約の締結について第44 議案第70号 和歌山市長期総合計画における基本計画を定めるについて第45 議案第71号 市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について     -----------------------------会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第1号から同第27号まで日程第3 議案第29号 平成29年度和歌山市一般会計予算から日程第45 議案第71号 市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまで     -----------------------------出席議員(38名)  1番  林 隆一君  2番  山野麻衣子君  3番  中村朝人君  4番  堀 良子君  5番  西風章世君  6番  園内浩樹君  7番  永野裕久君  8番  中村元彦君  9番  浜田真輔君 10番  中谷謙二君 11番  丹羽直子君 12番  浦平美博君 13番  上田康二君 14番  吉本昌純君 15番  松坂美知子君 16番  姫田高宏君 17番  中塚 隆君 18番  薮 浩昭君 19番  奥山昭博君 20番  山本忠相君 21番  井上直樹君 22番  芝本和己君 23番  古川祐典君 24番  戸田正人君 25番  松井紀博君 26番  尾崎方哉君 27番  南畑幸代君 28番  森下佐知子君 29番  中尾友紀君 30番  松本哲郎君 31番  北野 均君 32番  山田好雄君 33番  野嶋広子君 34番  宇治田清治君 35番  寒川 篤君 36番  山本宏一君 37番  遠藤富士雄君 38番  佐伯誠章君   ---------------説明のため出席した者の職氏名 市長               尾花正啓君 副市長              荒竹宏之君 副市長              森井 均君 市長公室長            辻 正義君 総務局長             田又俊男君 危機管理局長           宮原秀明君 財政局長             小林亮介君 市民環境局長           山本彰徳君 健康局長             立本 治君 福祉局長             平田謙司君 産業まちづくり局長        坂本安廣君 建設局長             南方節也君 会計管理者            南 秀紀君 教育長              原 一起君 教育局長             北 克巳君 消防局長             出口博一君 公営企業管理者職務代理者水道局長 巽 和祥君 選挙管理委員会委員長       川端正展君 代表監査委員           伊藤隆通君 人事委員会委員長         水野八朗君   ---------------出席事務局職員 事務局長             尾崎順一 事務局副局長           中野光進 議事調査課長           中西 太 議事調査課副課長         石本典生 議事班長             藤井一成 調査班長             村井敏晃 企画員              竹下裕威 企画員              佐川恭士 事務主査             國定正幹 事務主査             北野統紀 事務副主任            平岡直樹 事務副主任            大江健一   ---------------          午前11時00分開議 ○議長(野嶋広子君) ただいまから本日の会議を開きます。   --------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(野嶋広子君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において  井上直樹君  芝本和己君  中尾友紀君 以上3人の諸君を指名します。   --------------- △日程第2 議案第1号から同第27号まで ○議長(野嶋広子君) 次に、日程第2、議案第1号から同第27号までの27件を一括議題とします。 ただいま議題となりました27件についての各委員長の報告を求めます。 総務副委員長浜田真輔君。--9番。 〔総務委員会委員長浜田真輔君登壇〕(拍手) ◆9番(浜田真輔君) [総務委員会副委員長]総務委員会の報告をいたします。 去る2月24日の本会議において、当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、危機管理局について申し上げます。 議案第1号、平成28年度和歌山市一般会計補正予算(第6号)における地域安全費中、防犯灯電気料補助金500万円の減額補正は、各地区防犯灯電気料金の単価が下がったことによるものであります。 委員から、防犯灯の設置に要する費用が負担となっている自治会もあるやに聞き及ぶことから、今回、電気料金の単価が下がったことによる経費を単に減額補正するだけでなく、例えば、当該補助金の補助率の引き上げや、防犯灯設置に対する補助に充てるなど、予算を有効に活用できるよう検討すべきではなかったのかとの意見がありました。 また、委員から、毎年、各自治会から多くの防犯灯設置費補助金の申請がされているが、限られた予算の中で全ての要望に応えられていない状況にあるとのことである。この点、防犯灯電気料補助金防犯灯設置費補助金は、地域安全費の同じ節内に予算計上されていることからすれば、そもそもが各地区の防犯対策を目的に認められた予算でもあることから、電気料金の単価が下がった時点で、早期に予算の執行見込み額を算出し、防犯灯設置費補助金に柔軟に充当するなど、より効率的に予算執行できるよう最大限の努力を傾注されたいとの強い要望がありました。 また、委員から、今回の減額分のうち、約3分の1は防犯灯をLEDに切りかえたことによる電気料金の削減分で、毎年、既存防犯灯のLED化を進めることで約140万円もの電気料金の削減が図られるにもかかわらず、本市の全ての防犯灯をLEDに切りかえていくため、今後、7年間もの期間をかけて事業を進めていくとのことである。この点、防犯灯のLED化を進めることで電気料金の削減が図られ、各自治会における電気料金の負担や市の財政負担も軽減されることからすれば、計画を前倒ししてでも早急に全ての防犯灯をLED化できるよう積極的に取り組まれたいとの強い要望がありました。 次に、財政局について申し上げます。 歳入における配当金収入1億396万円の補正は、和歌山市清掃株式会社の株式配当金によるものでありますが、委員から、当該配当金は、平成27年度の包括外部監査において、和歌山市清掃株式会社の経営状況から判断して、株主である和歌山市への配当を考えるべきではないかとの指摘を受けたことから、当該法人の取締役会等で検討され、今回、特別配当等が決定されたとのことだが、果たして、当該配当金の額が妥当かどうか、当時の包括外部監査人に検証してもらうなど、一度検討する必要があるのではないかとの意見がありました。 次に、市長公室について申し上げます。 企画調整費中、調査委託料2,000万円の補正は、国の2次補正によるもので、国の10分の10の補助事業を活用し、民間活力導入の可能性について調査し、その検討を深めるための委託料であります。 委員から、今回、国の補助事業を活用し、つつじが丘テニスコート及び和歌の浦アート・キューブをモデルとして、民間活力の導入の可能性を調査するとのことだが、全国でも多くの実績を積み、さまざまな管理運営のノウハウのあるミズノグループに指定管理を任せていることを考えると、果たして、これ以上何が改善できるのか、当局の説明を聞く限り全く見えてこない。この点、何らかの改善を図りたいのであれば、まず現在の指定管理者と直接協議した上で、現状の運営についての問題点等を整理すべきであり、あたかも業者に丸投げするかのような事業の進め方は到底納得できるものではないとの意見がありました。 また、委員から、つつじが丘テニスコート指定管理者制度を導入するに当たり、当時、所管の委員会においても、施設の設置に対する民間資本の導入等、PFIの手法もある中で、さまざまな議論がなされた上で、当局より、運営のみを指定管理者に委託することが最適であるとの説明があったことからすれば、わずか2年で当該施設にPFIなどの手法を導入しようとすることは納得しがたいものであろう。しかし、この点、今回、市の公共施設に民間活力を導入することができるのか可能性を調査するため、あくまでも本市の特徴的な施設である両施設をモデルケースとして調査を行うというのであれば一定理解できるものである。 また、委託業者については、プロポーザル方式によってコンサルタントを選定し、調査を委託するとのことだが、国からの10分の10の補助事業である当該予算を最大限、効果的に活用するのであれば、業務を発注する際は市内のコンサルタントに経験を積んでいただき、また、市域内の経済波及効果を高めるためにも、経験のある市外業者と市内業者とが組まれたところに業務を発注できるよう一度検討されたいとの要望がありました。 最後に、総務局について申し上げます。 一般管理費中、時間外勤務手当8,250万円の補正は、長期総合計画基本計画策定等、新規政策の準備により生じたものであります。 委員から、今回、多額の時間外勤務手当が計上されているが、現在、民間企業では、できる限り効率的に勤務時間内で業務を行うことが評価される時代となってきていることから、今後、時間外勤務を減少させることで、その削減された予算を、今なお他都市と比べ低い水準にある本市の非常勤職員等に対する報酬などの人件費に充てられるよう一度検討されたいとの要望がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(野嶋広子君) 次に、厚生副委員長園内浩樹君。--6番。 〔厚生委員会委員長園内浩樹君登壇〕(拍手) ◆6番(園内浩樹君) [厚生委員会副委員長]厚生委員会の報告をいたします。 去る2月24日の本会議において、当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、健康局について申し上げます。 議案第1号、平成28年度和歌山市一般会計補正予算(第6号)、保険総務費中、介護施設整備費補助金1億2,383万円の減額補正について、委員から、地域密着型特別養護老人ホーム1施設29床の整備に係る公募を行ったものの、応募業者がなく、新年度において再度公募を行うとのことである。しかしながら、新年度において、かかる施設の整備が必ずしも進められると確約されていない以上、現在においても施設入所を希望する待機者が少なからずいることを鑑みれば、公設により当該施設を整備するなどし、そうした方々に対する市の責務を全うすべきことが必要ではないかとの指摘がありました。 次に、福祉局について申し上げます。 保育所費中、非常勤報酬4,000万円の減額補正について、委員から、今年度、非常勤保育士の採用試験の実施回数をふやしたにもかかわらず、途中退職や病気休暇等のため、予定人員の確保に至らなかったとのことであるが、その背景には待遇面にも問題はなかったのか。今後、そういった課題も含めた対応策を検討すべきであるとの指摘がありました。 次に、市民環境局中、市民部について申し上げます。 議案第7号、平成28年度和歌山市住宅新築資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第8号、平成28年度和歌山市宅地取得資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)に関連して、委員から、両特別会計における貸付金は、いまだ多額の滞納繰越額を抱え、収納率も減少傾向にあることから、公正・公平な行政運営の観点からも、債権回収に向け、さらなる努力を傾注されたいとの要望がありました。 最後に、市民環境局中、環境部について申し上げます。 清掃工場費中、需用費4,619万円及び屎尿処理場費中、需用費5,318万7,000円の減額補正について、委員から、青岸エネルギーセンターへの新しい発電システムの導入などで職員の経費削減意識が高まり、さまざまな取り組みを行った結果、光熱水費の節約が図られたとのことである。こうした職員の努力は大いに評価するものであり、今後もそうした意識の醸成に努められたいとの要望がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(野嶋広子君) 次に、経済文教副委員長中村元彦君。--8番。 〔経済文教委員会委員長中村元彦君登壇〕(拍手) ◆8番(中村元彦君) [経済文教委員会副委員長]経済文教委員会の報告をいたします。 去る2月24日の本会議において、当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、産業まちづくり局中、産業部、観光国際部、農林水産部及び農業委員会について申し上げます。 まず、議案第1号、平成28年度和歌山市一般会計補正予算(第6号)における林業振興費中、有害鳥獣対策に関する報償金391万5,000円について、委員から、有害鳥獣の捕獲実数と当初予算で積算された頭数を比較すれば、その数は余りにもかけ離れており、昨今の農家の深刻な被害の実態を踏まえれば、財政の予算削減を理由として実態に見合った積算ができていないこと自体、到底納得できるものではなく、この点、担当部局みずからが責任を持って必要な予算を当初に計上すべきが本来ではなかったかとの指摘がありました。 次に、産業まちづくり局中、都市計画部について申し上げます。 議案第9号、平成28年度和歌山市駐車場管理事業特別会計補正予算(第1号)について、委員から、駐車場使用料の歳入を見たとき、当初の利用見込みより減少している駐車場が見受けられ、その要因の一つとして、料金設定のあり方に問題があったのではないかと思慮される。この点、国への主な起債償還が終わったことも踏まえれば、公的な駐車場の優位性を生かし、より安価な料金改定を行うなどし、利用促進を図るべきではなかったかとの意見がありました。 次に、議案第25号、平成28年度和歌山市一般会計補正予算(第7号)について、委員から、景観計画促進事業は、当初に計上した事業であるにもかかわらず、住民との協議が遅延したため、予定していた4回のワークショップが1回しかできず、繰り越しを余儀なくされたとのことだが、これは本来、当局が予算計上の段階から行っておくべき相手方との折衝が不十分で、詰めが甘かったのではないかと思慮される。この点、事業そのものの方向性を見失いかねないこうした安易な繰り越しは、厳に戒めるべきであるとの意見がありました。 最後に、教育委員会について申し上げます。 議案第1号、平成28年度和歌山市一般会計補正予算(第6号)の小学校空調整備事業22億3,724万8,000円について、委員から、当該事業については、かねてから全学年のエアコン導入を要望してきた経緯もあり、ようやく全学年の導入の予算計上に至ったことは評価するものである。当局においては、今後できる限り早期に設置できるよう鋭意努力されたいとの要望がありました。 次に、中学校費の学校管理費中、業務委託料2,716万円の減額について。これは、中学校給食に係る業務委託料において、喫食数が見込みより減少したことによるものでありますが、委員から、中学校給食の喫食率の目標を、当初25%として計上していたものの、11月時点で16.1%にとどまっている原因は、給食が選択制であるからではないかと思慮される。学校給食は食育の一環であり、子供の貧困問題も取り沙汰される中、当該制度導入後の実態も踏まえれば、早急に全員給食に踏み出すべきではないかとの意見がありました。 また、関連して委員から、喫食率の向上に向け、問題点を洗い出し、創意工夫することは必要であると思慮するものの、保護者のつくった弁当についても、栄養上、何ら問題であるとは言えないことから、双方両立したバランスのよい運営方法を検討されたいとの要望がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(野嶋広子君) 次に、建設企業副委員長中谷謙二君。--10番。 〔建設企業委員会委員長中谷謙二君登壇〕(拍手) ◆10番(中谷謙二君) [建設企業委員会副委員長]建設企業委員会の報告をいたします。 去る2月24日の本会議において、当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、水道局について申し上げます。 議案第17号、平成28年度和歌山市水道事業会計補正予算(第2号)、建設改良費中、配水施設整備事業費中、工事請負費3億3,016万6,000円の減額補正について。これは、真砂配水場建設事業について、国庫交付金が要望額に対し、内示割れを起こしたことによる補正でありますが、委員から、当局においては、当該交付金の獲得に向け、国に対し、鋭意要望活動を行っているとのことだが、安定的な水の供給は市民にとって必要不可欠であることから、今後もでき得る限り早期に事業が進むよう、積極的に取り組まれたいとの要望がありました。 次に、建設局中、道路部について申し上げます。 議案第1号、平成28年度和歌山市一般会計補正予算(第6号)中、交通安全施設整備工事請負費2,530万円の減額補正及び議案第25号、平成28年度和歌山市一般会計補正予算(第7号)、道路橋梁費中、交通安全施設整備事業費500万円の繰越明許費について。これは、国庫補助金の決定による事業費を減額し、また、和歌山県との協議に不測の日数を要したため繰り越しするものでありますが、委員から、平成28年7月、安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインが改定されたことにより、当初の整備手法や整備箇所等を見直す必要が生じ、年度中に執行できなかったとのことである。この点、当局においては、当該事業費の減額補正や繰越明許を避けるためにも、国の動向をいち早く察知することが大切ではないかとの意見がありました。 また、委員から、ガイドラインの改定により、自転車ネットワーク対象路線では、自転車通行区間として自転車専用帯や車道混在型の整備を検討することとし、視覚分離ではなく、根本的に分離をしていく方向であるとのことである。この点、かねてより、本市において自転車が通行できる歩道については、しかと把握すべきとの指摘をした経緯もあるが、車道混在型となれば、自転車の巻き込み事故が誘発される懸念もあることから、一度、本市としての交通安全施設整備の方向性を示すことが肝要ではないかとの指摘がありました。 次に、建設局中、住宅部について申し上げます。 議案第4号、平成28年度和歌山市土地造成事業特別会計補正予算(第1号)中、繰入金7億円について。これは、土地造成事業特別会計への繰出金を7億円増額して、当初予算の6億円と合わせて計13億円とするものでありますが、委員から、土地造成事業特別会計の累積赤字を低減させる長期的な支援策として、一般会計より毎年13億円を支出し、平成34年度までに債務超過を解消することを目標としており、13億円のうち6億円を当初で計上し、残り7億円については、土地販売状況や年度末の一般会計の財政状況を勘案して支出していくとのことであり、その繰り入れ方法自体、疑問を呈せざるを得ない。この点、健全な財政運営を行おうとするのであれば、必要な繰り入れは当初において行うべきではないかとの指摘がありました。 次に、議案第6号、平成28年度和歌山市住宅改修資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)中、住宅改修資金貸付金収入279万1,000円の減額補正について。これは、滞納繰越分の減額によるものですが、委員から、貸付金回収について、今年度の回収率は1.22%と非常に低い数値で、回収自体、遅々として進まない状況であり、このことについて、現状を打破するための新しい方策等についてただしたところ、当局より、当該事業に対し、粛々と取り組んでいる旨の答弁がありましたが、これに対して委員から、何ら特段の対策も講じず、ただ粛々と取り組んでいるとの答弁を行う当局の姿勢自体、滞納解消に向けての気概が全く感じられず、到底納得できるものではないとの指摘がありました。 最後に、建設局中、下水道部について申し上げます。 議案第25号、平成28年度和歌山市一般会計補正予算(第7号)、下水道費中、下水路整備事業費1億6,051万8,000円の繰越明許費について。これは、工事現場に隣接する住民との協議や関係機関との調整等に不測の日数を要した等の理由から、下水路整備工事の7件について、年度内執行が困難となり、翌年度へ繰り越すものでありますが、委員から、繰越明許に至る理由については一定理解するものの、予算の年度内執行が原則であることからも、少しでも早く事業が執行されるよう鋭意努力されたいとの要望がありました。 関連して委員から、内原のゲートポンプ設置工事の案件については、騒音により、住民との協議に不測の日数を要したとのことだが、一口に騒音といっても多種多様で、例えば、基本的に音として認知できない低周波騒音などの被害を訴える人もいるやに聞き及ぶところから、当局においては、そういった側面からのアプローチを試みることも必要ではなかったかとの意見がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(野嶋広子君) 以上で各委員長の報告は終わりました。 ただいまの各委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野嶋広子君) 質疑なしと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。中村朝人君。--3番。 〔3番中村朝人君登壇〕(拍手) ◆3番(中村朝人君) おはようございます。日本共産党市会議員団を代表して、議案第1号、第4号、第6号から第9号、第25号の7件に反対の立場から討論します。 まず、議案第1号、平成28年度和歌山市一般会計補正予算(第6号)について、第2款総務費、第1項総務管理費中、民間資金等活用導入調査事業2,000万円は、つつじが丘テニスコートと和歌の浦アート・キューブをモデルとして、コンサルタント業者に委託し、民間活力導入の可能性を調査するということです。つつじが丘テニスコートは、全国的に管理運営の実績とノウハウを持つというミズノグループ指定管理者として運営されている施設です。そのテニスコートで、これ以上何ができるのかという質問に対し、具体的に答えられていません。10分の10の国補正とはいえ、まず市みずから問題点等を整理する必要があり、そのことを抜きにして業者に丸投げするかのような予算には賛成できません。 第3款民生費、第3項児童福祉費中、非常勤報酬4,000万円の減額について、この減額は保育士の非常勤職員の採用が必要人数を下回ったためとのことですが、その原因に待遇面を挙げているにもかかわらず、その後の募集に際し、適切な対策をとっておらず、賛成できません。 第5款農林水産業費、第2項農林緑花費中、報償金473万5,000円は、鳥獣対策費用の増額です。農家にとって、鳥獣被害は深刻で、その対策に必要な金額は当初で持つべきであるにもかかわらず、財政のシーリングの結果、金額が極めて少なくなったということです。このような予算の持ち方は問題です。 第7款土木費、第8項住宅費中、土地造成事業特別会計繰出金7億円は、毎年度の最終補正で計上されます。つつじが丘の今年度の売却が現時点で7区画にとどまっており、方針どおりの繰出金であり、このような予算の計上には問題があります。 第9款教育費、第3項中学校費中、業務委託料2,716万円の減額は、中学校給食の業務委託料です。中学校給食の喫食率が11月時点で16.1%にとどまっていることは、選択制ということが原因だと考えられます。食育は、教育の一環であり、子供たちの置かれている経済的な状況も年々悪化していることから、この間の実態を真摯に受けとめ、早急に全員給食に踏み出すべきであり、賛成できません。 次に、議案第4号、平成28年度和歌山市土地造成事業特別会計補正予算(第1号)は、一般会計補正予算の繰出金と同様の理由で賛成できません。 議案第6号、平成28年度和歌山市住宅改修資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)、議案第7号、平成28年度和歌山市住宅新築資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)、議案第8号、平成28年度和歌山市宅地取得資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)について、回収が進んでおらず、問題があります。公正・公平な行政運営の観点から、滞納解消に一層努力するべきです。 議案第9号、平成28年度和歌山市駐車場管理事業特別会計補正予算(第1号)について、国の起債償還は既に終了していることから、公的な駐車場という優位性を生かして低廉な料金にするなど、工夫をしなければ利用の増加は見込めないと考えます。本来、起債償還が終了した時点で早急に料金改定を実施するべきであったのではないでしょうか。 議案第25号、平成28年度和歌山市一般会計補正予算(第7号)、補正予算繰越明許について、景観計画促進事業や市街地再開発事業のうち、北汀丁地区の事業は、折衝の必要性から繰り越しを余儀なくされる事業があるにしても、事業が始まってから採算性が問題となる、あるいは事業のテーマそのものが決まらないなど、不測の事態とは言いがたく、最初の段階から詰めの甘さがあったのではないかと思われます。本来、予算計上する限りは、予想される事態を想定し、計画を万全にしておくべきであり、可能な限り翌年度へ繰り越されることは戒めるべきです。 また、民間資金等活用導入調査事業については、さきに述べたとおりです。こうした問題のある繰り越しには賛成できません。 以上、申し上げて、反対討論とさせていただきます。(拍手) ○議長(野嶋広子君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野嶋広子君) 討論を終結します。 日程第2の27件を採決します。 まず、議案第1号、同第4号、同第6号から同第9号まで、同第25号の7件を一括して採決します。 この7件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。 この7件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(野嶋広子君) 起立多数。 よって、この7件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、議案第2号、同第3号、同第5号、同第10号から同第24号まで、同第26号、同第27号の20件を一括して採決します。 この20件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。 この20件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(野嶋広子君) 起立全員。 よって、この20件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。 お諮りします。 ただいま議案が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(野嶋広子君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 しばらく休憩します。          午前11時39分休憩   ---------------          午後1時10分再開 ○議長(野嶋広子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。   --------------- △日程第3 議案第29号 平成29年度和歌山市一般会計予算から △日程第45 議案第71号 市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまで ○議長(野嶋広子君) 日程第3、議案第29号、平成29年度和歌山市一般会計予算から日程第45、議案第71号、市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの43件を一括議題とします。 当局から提案理由の説明を求めます。--尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) ただいま上程されました諸議案の審議をお願いするに当たり、私の市政に対する所信の一端と、平成29年度当初予算の大綱を申し述べ、市民の皆様、議員の皆様の御理解と御協力を賜りたいと思います。 政府は、昨年6月、戦後最大の名目GDP600兆円、希望出生率1.8、介護離職ゼロを目標としたニッポン一億総活躍プランを閣議決定し、その達成に向けたロードマップを示しました。その中で、地方創生は一億総活躍社会を実現する上で最も緊急度の高い取り組みの一つに位置づけられ、東京一極集中の是正、若い世代の就労・結婚・子育ての希望実現、地域特性に即した課題解決を進めることにより、人口減少と地域経済の縮小を克服しようとしています。 こうした中、国は、平成29年度当初予算において、前年度に引き続いて1兆円規模のまち・ひと・しごと創生事業費を確保するとともに、地方創生推進交付金を計上し、自治体における地方創生のさらなる深化を推進しようとしています。 本市においては、昨年度策定した和歌山市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、人口減少に歯どめをかけ、将来に向かって活力を維持するための取り組みを進めてきました。 また、今議会には、平成38年度までの10年間の総合的なまちづくりの方向性を定めた新たな長期総合計画の基本計画を議案として上程させていただいております。 この新たな長期総合計画では、人口減少と少子高齢化が進んでいる今の状況を打ち破り、本市の魅力と強みを広く発信しつつ、さらに磨きをかけていくことで、全国の中でもきらりとした輝きを発し、活力にあふれた住みたい町として選ばれる和歌山市にしたいという想いを込めて、目指す将来都市像をきらり輝く元気和歌山市としています。 新年度からは、地方創生の取り組みとともに、この長期総合計画に盛り込んだ施策を推し進めることによって人口減少に真正面から立ち向かい、本市の活力を最大限に引き出してまいります。 本市では、未来に向けた成長のための取り組みが動き始めています。 今月、京奈和自動車道が阪和道と接続されるとともに、来月には、第二阪和国道が平井ランプから淡輪ランプまで開通し、関西国際空港や大阪方面、そして中部・関東方面とのアクセス向上により企業の立地環境の改善が進みます。 また、外国人宿泊客数の伸びが全国トップクラスを誇るなど、海外から大勢の外国人に訪れていただいており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、今後も伸びが期待できます。 まちなかでは、市民会館や市民図書館の移転のほか、南海和歌山市駅を初めとした民間による再開発が進むなど、にぎわいの拠点が整備されつつあることに加え、伏虎義務教育学校の開校に伴い閉校する小中学校の跡地には3校の大学誘致が決定し、約1,300人の学生がまちなかに流入すると見込まれています。 重点的な取り組みの一つである子育て支援については、少子化と人口減少を食いとめるべく、子供の医療費の無償化や保育料の第3子以降の無償化を初めとした子育て環境日本一への取り組みを進めています。 また、地域包括支援センターの充実など、医療、介護サービス、介護予防、生活支援を一体的に提供する地域包括ケアシステムの構築が進んでいます。 これらの取り組みで見え始めてきた成長の芽をしっかりと根づかせ、確実に育てていかなければなりません。 新年度の予算は、きらり輝く元気和歌山市の実現に向けて、新たな長期総合計画に基づく施策が動き出す最初の予算となります。 平成29年度予算は、少子高齢化と人口減少の進行、社会や経済のグローバル化といった時代の潮流を的確に捉えつつ、動き始めたこれまでの取り組みを本格化させる、未来に向けた成長を確かなものにする予算と位置づけて予算編成を行いました。 以下、この予算に盛り込んでいる主要事業について、第5次和歌山市長期総合計画に掲げる4つの分野別目標に沿って御説明いたします。 まず、分野別目標の1つ目、「安定した雇用を生み出す産業が元気なまち」については、産業の競争力の強化や生産性の向上を通じて、域外からの稼ぐ力の強化と域内消費の拡大を図るとともに、安定した雇用機会の創出を目指します。 国の垣根を越えた経済活動の活発化を背景として、海外への販路拡大は地域経済を支える上で重要性が増しています。特に本市は、関西国際空港へのアクセスが容易であるという恵まれた地理的特性があり、海外との経済活動を進めるに当たっては大きな強みとなることは間違いありません。 姉妹都市や友好都市との長きにわたる交流の中で培ってきた財産を生かしながら、本市の魅力やすぐれた地場産品などを海外に向けてアピールし、国際的な評価が高まるよう戦略的に施策を展開していく必要があります。 海外との都市間交流の推進、外国人観光客の誘客拡大、産業の海外展開を柱として、ものづくり産業や農林水産物、加工品、海外誘客といった分野別にターゲットとなる国、地域を定め、海外活力の導入に取り組みます。 また、外務省主催の地域の魅力発信セミナーにおいて和歌山市の魅力を海外へ発信するとともに、姉妹都市など既に交流のある都市において和歌山コーナーを設け、問い合わせ先を明示したサンプル展示と和歌山産品や観光等のパンフレットを設置するほか、本市にゆかりのある台北市の紀州庵創建100周年を迎えることにあわせ、同施設において本市の観光等をPRします。 本市には、きらりと光る技術や商品を持つ企業が多く存在し、地域産業を支えています。地産地消に向けた基盤づくり、新たな事業やイノベーションが起こりやすい環境づくりを進め、産業のさらなる成長を促進します。 企業立地促進奨励金について、IT等サービス事業を対象にしたオフィス奨励金の新設、設置奨励金、雇用奨励金の拡充など、企業にとって、より魅力ある制度に改正します。 市産品の消費促進を図るため、その魅力をアピールし、地産地消の意識の醸成につなげるとともに、市としても優先的な購入、活用に努めます。 JR和歌山駅前のわかちか広場においては、地場産品の販売所、展示コーナーの設置、地場産フェアや朝市の開催により、消費拡大とにぎわい創出を図るとともに、レンタサイクルや手荷物の一時預かりサービス、Wi-Fiなどが利用できる観光客の交流拠点として整備します。 また、わかちか広場のリニューアルオープンにあわせ、けやき大通り地下駐車場の30分無料化の社会実験を実施します。 農林水産業については、就業者の高齢化や後継者不足に加えて、遊休農地の増加、農業産出額や漁獲量の減少といった課題に対応するため、農地利用の促進や生産性、ブランド力の向上に取り組みます。 新たに農地利用最適化推進委員を設置し、農地パトロールを強化するとともに新しい地図システムを導入し、遊休農地や貸借の情報等を地図化することで遊休農地の発生防止と解消、農地利用集積化を促進します。 薬草の産地化を進めるため、農家の圃場で実践的に薬用シソを栽培試験するとともに、四季の郷公園でミシマサイコを初めとした実証試験を行い、普及品目の拡大を図ります。 これまで検討を進めてきた中央卸売市場の再整備に向け、基本計画でまとめた整備コンセプトに基づき基本設計を実施します。 本市の魅力である自然や歴史、文化を生かした観光振興にも取り組みます。 和歌浦、雑賀崎や加太は、瀬戸内海国立公園に含まれており、その豊かな自然と風景美は本市を代表する観光資源の一つとなっています。その魅力をさらに高め、世界水準の国立公園として磨き上げることで国内外からの観光客誘致につなげます。 和歌浦、雑賀崎については、万葉の時代から和歌の聖地であるという歴史性を生かし、その魅力を国内外へ効果的に発信できるよう日本遺産認定を目指します。また、県史跡の雑賀崎台場の活用を図るため、案内板の設置を検討します。 加太については、紀淡海峡を一望できる展望台がある深山砲台跡の案内板改修の国への働きかけや、周辺道路への標識設置の検討、加太砲台建物の保存修理を実施し、加太、友ヶ島周辺に残されている砲台跡等の遺構を観光資源として活用するとともに、加太少年自然の家を外国人や青年も利用できる国際交流自然体験施設へとリニューアル工事を行います。 本市の自然、歴史、文化、産業の魅力を実際に体験できる機会を設けるなど観光資源をより魅力あるものに磨き上げ、観光客の誘致と観光消費の拡大に努めます。 欧米人を中心に人気が高まっている侍文化を体験できるよう、忍者や甲冑などの衣装を身につけて和歌山城等をめぐる歴史体験事業を実施するとともに、茶道体験や農業体験、サイクリングツアーといった体験型の旅行商品の企画、販売を支援します。 四季の郷公園において、観光拠点施設として魅力アップを図るため、農業体験型観光の導入、地産地消を推進するためのレストラン、農産物直売所などの機能の強化、道の駅としての登録を視野に入れた整備などを検討するとともに、中央卸売市場の隣接地において、市場との相乗効果が期待できる道の駅の地域振興施設の整備に向け事業者の募集を行います。 分野別目標の2つ目、「住みたいと選ばれる魅力があふれるまち」の実現に向けては、県都としてふさわしい都市機能を備えた中心市街地と、歴史、文化などの地域資源を生かした多様性のある地域づくりを通じて、それぞれの地域の個性が光り輝く魅力あふれるまちづくりを進めるとともに、誰でも文化やスポーツを気軽に楽しめる環境づくりを通じて、住みたいと選ばれる町を目指します。 3年後の2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックでは、世界中の方々が我が国を訪れます。また、2021年には、文化活動を全国的規模で発表し交流する国民文化祭が、ここ和歌山県で開催されます。長い時間をかけて培われてきた誇るべき本市の歴史、文化を県外、そして国外に知ってもらえる絶好の機会と捉え、さらなる文化振興と魅力発信に取り組みます。 本市が輩出した著名な文化人を広く知らしめ、文化の発信と文化的風土の醸成を図るため、「紀ノ川」などベストセラー小説を数多く発表した有吉佐和子氏を初めとする作家ゆかりの品の公開などを検討します。 和歌山が生んだ知の巨人、南方熊楠公生誕150周年を記念し、熊楠公ゆかりの地をめぐるフィールドワークの開催やマップの作成を行うとともに、明治時代に外務大臣として不平等条約の改正に尽力した陸奥宗光公の没後120年を迎えることから、改めて宗光公の功績を広く発信し、市民のふるさと意識の高揚や本市の知名度の向上、誘客の促進に取り組んでいきます。 和歌山城には、天守閣と並んで本丸御殿がありましたが、紀州徳川家では藩主の居住の中心は二の丸にあり、ここに中奥や大奥などがありました。当時の和歌山城に近づけて、時代の息吹を感じられる場所にすることで、全国の数ある城の中でも和歌山城がきらりと輝きを放つよう、周辺エリアも含めて、歴史や文化が薫る城下町として磨き上げ、魅力向上に取り組みます。 本丸御殿跡地に設置している城内給水場の門扉等を撤去し、天守閣を望む新たなビュースポットを整備するとともに、岡公園に移築された江戸時代の武家屋敷長屋門を一般公開し、本市の新しい歴史・文化資産として活用します。 二の丸大奥、西の丸能舞台等の整備に向けて基本資料の収集、検討を行い、構想を具体化するとともに、扇の芝については、文化財の史跡指定を目指し、実測図作成のための測量を実施します。 市内の各地域では、住民の方々が中心となって、地域の歴史、文化、自然といった特性を生かしたその地域ならではのまちづくりに取り組んでいます。 地域のまちづくりに関する普及啓発、活動支援やワークショップ開催等を通じて、まちづくり活動団体等の掘り起こしや育成などを支援し、住民の創意工夫による個性的で多様な魅力を持った地域づくりを後押しします。 また、歴史、文化を有する和歌の浦の魅力向上、活性化を目指し、和歌の浦を重点区域として、歴史まちづくり法に基づく歴史的風致維持向上計画を策定し、歴史、文化を生かしたまちづくりを推進します。平井地区では、平井遺跡や雑賀衆に関する歴史資料を展示する機能を兼ね備えた地域交流の拠点となる複合施設の実施設計に着手します。 まちなかの活性化に向けては、都市機能を充実させることにより利便性とにぎわいを高め、住みたい、住み続けたい町として選ばれるよう、官民連携によるプロジェクトを重点的に進めます。本市の顔として、市内外の方々から高く評価されるまちづくりを通じて、にぎわいが民間投資を呼び、さらなるにぎわいにつながっていく魅力の好循環が沸き起こるような町を目指します。 まちなかへの誘致が決まった3大学の効果を、まちなか活性化や地域への愛着の醸成、本市での就職、定住につなげるため、商店街、地域の高齢者や子供、企業など、地域との交流促進に向けた取り組みの検討を進めるとともに、雄湊小学校跡地に平成30年4月に開校予定の東京医療保健大学(仮称)和歌山看護学部設置に向け、国の補助金を活用して校舎改修補助等を行います。 中心市街地の都市機能を充実させ、便利で魅力的な町を形成するため、和歌山市駅前地区や友田町四丁目地区、北汀丁地区の再開発事業を進めるとともに、建物の老朽化や遊休化が顕著な地区を中心に再開発を含むまちづくりの手法について検討を進めます。 また、本町地下駐車場の再開に向けた耐震診断を実施するなど、まちなかの市営駐車場の利活用に向けた検討を行うとともに、京橋駐車場を中心とした市堀川沿いの水辺空間を生かした社会実験等を実施するほか、まちづくりの担い手育成と遊休不動産の活用、再生を図るリノベーションスクールを継続して開催するなど、民間と連携してさまざまな取り組みを推進します。 生涯学習とスポーツ振興については、子供から高齢者まであらゆる世代の方が意欲的に学習でき、気軽に楽しめる環境づくりに努めます。 市民の生涯学習や地域活動の拠点となるコミュニティセンターの充実に向け、未設置である南部地域において、サービスセンターを併設した(仮称)南コミュニティセンターの平成30年度中の開設を目指し、地場産業振興センターの建物を改修するとともに、河西地域における常設の図書館施設となる市民図書館西分館の5月オープンに向けた準備を進めます。 子供たちのスポーツへの関心を高めるため、平成19年度から毎年開催しているアルテリーヴォ和歌山の選手によるジュニアサッカー教室に加え、和歌山トライアンズの選手によるバスケットボール教室、堺ブレイザーズの選手によるバレーボール教室を開催し、さまざまな競技のトップアスリートと触れ合う機会を創出するとともに、市民のスポーツ活動の場を充実させるため、紀の川緑地の現状把握と将来構想の策定に取り組みます。 3つ目の分野別目標は、「子供たちがいきいきと育つまち」です。 未来の和歌山市を担っていく子供たちを育てることは、最優先で取り組まなければならないことの一つであり、子育てを支える切れ目のない支援体制を充実させ、子育て環境日本一の実現に向けて取り組むとともに、教育環境の向上を図ります。 本市の平成27年における合計特殊出生率は1.55と、40年以上ぶりに県の平均を上回りましたが、安心して子育てができる環境づくりをさらに進め、子供を持ちたいと考えている方々がその希望に向かって一歩踏み出せるよう後押しします。 病児保育の需要に対応するため、新たに病児保育事業を行う事業者等に対する施設整備費を補助して受け皿の充実を図るとともに、病児保育の対象児童を小学校卒業まで拡大します。 また、平成28年度から実施している幼児教育及び保育に係る保育料の第3子以降の完全無償化について、その対象に事業所内保育施設を追加するとともに、市民税非課税世帯の第2子の保育料を無償化し、子育て世帯の経済的負担を軽減します。 そのほか、親の学びの場である子育てひろばの充実や、児童虐待の未然防止に向けた前向き子育てプログラムの周知など、子育て支援に取り組みます。 子供の健やかな成長を促す環境整備については、平成27年にスタートした子ども・子育て支援新制度に基づき、認定こども園や地域子育て支援拠点、放課後児童クラブの充実に努めます。 全国的に課題となっている待機児童の解消に向け、公立保育所において、保育室の改修や保育士の確保等による受け入れ児童数の増加を図るとともに、民間保育所、幼稚園については、認定こども園への移行時に定員増を要請し、待機児童ゼロに向けた取り組みを進めるほか、若竹学級を11教室増設し、受け入れ態勢の充実を図ります。 本町小学校の跡地には、保育士等を養成する(仮称)和歌山信愛大学教育学部の誘致を進めていますが、その跡地の一部を活用し、認定こども園とこども総合支援センターの機能をあわせ持った複合施設を平成32年4月に開設することを目指し、基本設計と実施設計に着手します。 また、5月にオープンする西保健センター、地域子育て支援拠点施設、市民図書館西分館から成る複合施設、河西ほほえみセンターにおいては、近接の体育館、市民プールや商業施設とあわせて、河西地区の子育て拠点として運営を行ってまいります。 学校施設、設備の老朽化対策を計画的に進めていくとともに、教育内容や教育方法の変化に対応した施設整備を行い、安全・安心で快適な教育環境づくりに取り組みます。 子供たちの熱中症対策や快適な教育環境整備のため、小学校1年生から4年生までの普通教室に空調設備を設置することで、全ての普通教室への空調設置を実現します。 また、校舎の外壁等を改修し、非構造部材の耐震化や施設の防災機能強化を図るとともに、岡崎小学校のプール改築工事と紀伊小学校のプール改築に向けた実施設計を行います。 通学路については、ブレーキ情報や速度超過に関するビッグデータを活用した歩道整備等の安全対策に着手するとともに、各機関の関係者による危険箇所の現場点検を拡充するなど、子供たちの安全確保に努めます。 子供たちに将来の夢や目標を実現するために必要となる確かな学力を身につけさせることにも取り組みます。基礎的、基本的な学力の習得や、知識、技能を活用する力を養える教育環境を充実させるとともに、全ての子供たちが生き生きと学校生活を送ることができる体制を整え、子供たちが社会でたくましく生き抜くことができる力を育みます。 学力向上に向けては、放課後に教員と指導員が連携して補充学習の拡充を図るとともに、中学校において学び合いの授業づくりに取り組みます。 また、支援が必要な子供の学びをサポートするため、児童生徒を個別に支援する特別支援教育支援員等の充実を図るとともに、個別支援が必要な園児が在籍する園への幼稚園特別支援教育補助員の配置を進めます。 本市は、昨年12月に和歌山市家庭教育支援条例を制定したところであり、家庭教育の自主性を最大限尊重しつつ、行政や学校、地域住民などが家庭教育を支えていくことが求められていることから、子育て中の保護者を支援し、子供たちの健全な育成に努めます。 地域で支える教育力の向上に向け、地域住民等が学校の教育活動を多様な方法で支援することで、地域と学校が支え合い、コミュニティーの拠点となり得るコミュニティ・スクールについて、モデル校を指定するとともに、先進校の視察を実施します。 また、学校と地域の先達がつながりを深め、相互に充足感を持ちながら子供の学習や運動、生活を支援する環境づくりに取り組むほか、地域の子供たちの休業土曜日等におけるさまざまな体験活動や体験教室などを計画、実施し、子供たちに活動の機会や場を提供します。 保護者を支える環境づくりに向けては、保護者が子供の発達段階に応じた家庭教育や子育ての知識を学ぶための親子食育講座や、家庭教育支援の担い手を養成する講座を開催するなど、親としての学びを支援するほか、不登校の児童生徒を持つ家庭を訪問して、子供の学習支援や保護者への相談活動を実施します。 4つ目の分野別目標、「誰もが安心して住み続けられる持続可能なまち」については、人口減少が進む中においても、誰もが安心して住み続けられるよう、都市基盤の整備を図るとともに、災害や犯罪に強く、医療、福祉が充実したまちづくりを目指します。 年を重ねても、いつまでも健康でありたいというのは全ての人の願いであると思います。しかし、意識的に健康づくりに取り組んでいる市民の割合は、半数をやや超えるにとどまっています。健康維持に向けた活動を促進し、健康づくりに対する啓発を行うとともに、疾病予防の充実を図ることで、元気で健康に暮らせるまちづくりに取り組みます。 運動やスポーツを通じた健康増進を図るため、運動教室の充実に取り組みます。 また、健康づくり、疾病予防、救急医療など包括的な保健医療体制を整備し、より豊かな地域生活を支援するため、地域保健医療計画を策定します。 歯科疾患予防のため、市内街角において、歯科健診、歯科保健指導、唾液潜血反応検査等を実施し、予防に向けた啓発を行います。 生涯を通じて住みなれた地域で安心して安全に暮らせるよう、高齢者の見守りの充実に取り組んでいきます。 これまで、全国一律の基準に基づいて予防給付として提供されていた訪問介護、通所介護について、介護予防・生活支援サービス事業に移行し、市の事業として実施するとともに、高齢者自身が介護予防に努めることができるよう、一般介護予防事業を進めます。 また、万が一の場合に警備会社が駆けつけて対応できるよう、緊急通報システムの普及を進めるとともに、1月から日赤病院に設置されている救急ワークステーションに関して、医師が救急車に同乗するドクターカーの運用を引き続き24時間365日体制で実施します。 さらに、警察と協力し、犯罪等の多い地域への防犯カメラの設置を進めるとともに、高齢者のさりげない見守りや声かけ活動を行う地域見守り協力員の配置や民間事業者との連携など、地域全体で高齢者を見守る体制の強化を図ります。 本市では、障害を理由とする差別や障害のある方に対する社会的障壁の解消を目的として昨年施行した和歌山市障害者差別解消推進条例に基づき、障害者への生活支援、就労支援といった施策をさらに進め、障害者が地域で安心して暮らせるまちづくりを目指します。 インターネットを利用して聴覚障害者と手話通訳者を映像で結び、手話通訳者が聴覚障害者のかわりに相手先に電話をかけるサービスを始めるとともに、経験のある手話通訳者が経験の浅い手話通訳者を現場で指導し、技術向上を図るなど、手話言語条例に沿った施策を推進します。 また、グループホーム等の整備を行う社会福祉法人等に対する整備費用の一部補助や、障害者就労支援事業所等と連携した障害者の職場開拓などに取り組み、障害者が安心して働き、暮らせる社会を目指します。 命を大切にし、優しさのあふれる、人と動物の共生する社会の実現にも取り組みます。 飼い主のいない犬、猫の譲渡機会を充実させ、引き取り手が見つからず殺処分される動物をできる限り救えるよう、移転する西保健センターの跡地に動物愛護の拠点施設として新たに(仮称)動物愛護センターを建設するための現施設の解体撤去と新たな施設の実施設計に着手します。 人口の減少と高齢化が進む中であっても、生活に必要な日常のサービスを身近な場所で受け取ることができ、歩いて暮らせる便利な町とするためには、行政、医療、福祉、商業施設といった都市機能を拠点エリアに誘導し、その周辺の人口密度を維持する必要があります。拠点間を結ぶ公共交通網の充実等とあわせて、多極型のコンパクトなまちづくりを目指します。 都市の中心拠点及び地域の生活拠点等における都市機能の維持、誘導を図り、その周辺等に人口密度を維持する居住誘導区域を定めることにより、持続可能な町の形成を進めます。 また、中心部へのアクセス向上等、地域全体を見渡した公共交通ネットワークの構築を目指し、地域公共交通網形成計画の策定に向けた検討を行うとともに、交通不便地域におけるデマンド型乗り合いタクシー導入に向け、実証運行調査を実施します。 都市機能や豊かな市民生活を支える道路、下水道、公園などのインフラ整備を進め、安心して住み続けられる環境づくりに努めます。 事業中の都市計画道路松島本渡線、南港山東線、市駅和佐線の整備を進めるとともに、新たに有本中島線、今福神前線の整備に着手します。 公共下水道事業については、未普及地域における効率的、効果的な汚水整備を進めるとともに、水洗化率向上のため、供用開始区域における早期接続促進などの取り組みを強化します。 また、各種インフラの機能維持を図るため、橋梁の長寿命化、耐震化対策やトンネル等道路施設の点検、老朽化対策に努めるとともに、市営住宅や公園施設の長寿命化を進めます。 増加している空き家については、防災や景観などの点で生活環境を損なうおそれがあることから、その実態調査を全地区で完了させ、特定空き家を順次認定するとともに、空き家の利活用を図るための検討や公的利用の基準化を進めます。 昨年は、4月に発生した熊本地震や8月に東北地方を襲った台風など、甚大な被害をもたらした災害が発生した年となりました。 本市は、台風、集中豪雨や発生する可能性が高いと指摘されている南海トラフ地震など、常に自然災害のリスクにさらされています。災害の未然防止に努めつつ、大規模自然災害が発生した場合においても被害を最小限に食いとめられるよう、災害に強いまちづくりを進めます。 前代川の早期完了に向けた改修を継続するとともに、永山川の抜本的な河川改修に着手し、和田川流域の浸水対策を進めます。 また、防災行政無線については、平成33年度の完了に向け、現在の140局から220局を目途に再整備を実施し、デジタル化と可聴範囲の拡大を図るとともに、大規模災害発生時の生活用水の確保を図るため、災害時協力井戸の登録を働きかけます。 また、緊急性の高い昭和56年5月以前に建てられた未耐震住宅の所有者等に対して、耐震化の普及啓発活動に着手するとともに、耐震改修に係る補助金を充実し、改修件数の増加を図ります。 消防については、消防局機能の強化や地域防災力の維持向上を図るなど、市全体の消防力をより一層充実強化します。 中消防署南分署の平成29年度中の完成を目指し、建設工事を進め、全ての消防庁舎における耐震化を完了させるとともに、平成30年度に解体が完了する旧清掃工場跡地への広域防災活動拠点の建設に向けた方針を検討します。 また、震災時における消防水利を確保するため、防火水槽の簡易耐震化を推進するとともに、人口が急増しているふじと台エリアにおいて新たに消防団施設を設置するなど、地域における防火、防災力の充実を進めます。 以上が平成29年度の主要事業です。 予算規模は、 一般会計 1,462億4,329万円 特別会計 1,352億5,476万6,000円 公営企業会計  194億1,778万6,000円 総計 3,009億1,584万2,000円 で、前年度に対する増減率は、一般会計で0.5%の減、特別会計で1.8%の増、公営企業会計は12.5%の増となり、全体では1.3%の増となっています。 一般会計の歳出は、こども医療費を含む子育て支援による児童福祉関係経費、障害者総合支援費などの障害者福祉関係経費、生活保護費、伏虎中学校跡地整備などが増になったものの、小中一貫校、河西ほほえみセンターの施設整備の終了などにより、総額として減となりました。 一方、一般会計の歳入は、市税で、新増築家屋の増加により若干の伸びを見込んでいます。また、消費税減収の影響により地方消費税交付金の減額を、地方交付税は、基準財政需要額が微増となるものの、臨時財政対策債への振替額の増により減額となり、歳入一般財源の総額としては微減を見込んでいます。 今後とも、事務事業の見直しや事務の効率化を進めるとともに、行財政改革を継続的に推進することによって、効率的で効果的な市政運営を行い、市民にとって不可欠な行政サービスを安定的に提供してまいります。 この新年度予算を、未来に向けた成長を確かなものにする予算と位置づけ、盛り込んだ事業を着実に実行することによって、きらり輝く元気和歌山市の実現を図っていきたいと考えていますので、市民の皆様の御理解、御協力をお願い申し上げますとともに、議員の皆様におかれましては、慎重に御審議の上、何とぞ御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(野嶋広子君) 小林財政局長。 〔財政局長小林亮介君登壇〕 ◎財政局長(小林亮介君) 議案第29号、平成29年度和歌山市一般会計予算について御説明いたします。 議案書(その5)の5ページをお開き願います。 まず、歳出の部でございます。 第1款議会費8億8,169万5,000円は、議会運営に要する人件費及び議会事務局の事務の執行に要する諸経費。 第2款総務費、第1項総務管理費75億1,281万3,000円は、市長公室、総務局、財政局、危機管理局などに係る予算で、人件費、その他の事務経費及び本庁舎の維持管理に要する諸経費のほか、広報及び広聴活動に必要な諸経費1億221万2,000円、姉妹都市等国際交流に要する諸経費4,562万円、大学誘致などの重要施策に関する調査研究等に要する諸経費1億4,797万8,000円、貴志川線設備整備費補助金、バス路線維持費補助金など公共交通機関の充実等に要する諸経費1億1,954万2,000円、次期情報システムの構築など電子計算事務等に要する諸経費9億5,452万5,000円、防災行政無線の再整備など総合防災対策に要する諸経費1億5,960万4,000円、地域の安全対策に要する諸経費8,903万円など。 第2項徴税費16億8,226万4,000円は、固定資産評価審査委員会委員等の報酬、税務職員の人件費のほか、和歌山地方税回収機構への負担金3,801万3,000円、税収入払戻金3億7,000万円、その他市税の賦課徴収に要する諸経費。 第5項選挙費9,089万3,000円は、選挙管理事務に要する人件費等の諸経費など。 第7項監査委員費1億1,419万3,000円は、監査委員報酬及び職員の人件費並びに監査事務の執行に要する諸経費。 第8項人事委員会費8,488万7,000円は、人事委員会委員報酬及び職員の人件費並びに人事委員会事務の執行に要する諸経費。 第5款農林水産業費、第1項農業費5億9,589万1,000円のうち、農業委員会関係の予算は1億1,303万6,000円で、農業委員会の運営に要する諸経費。 6ページをお開き願います。 第10款公債費152億4,364万4,000円は、長期債の元利償還金及び一時借入金利子。 第11款諸支出金3億1,340万7,000円は、配水管等の安全対策事業などに係る水道事業会計への出資金、児童手当などに係る水道及び工業用水道事業会計への補助金でございます。 第12款予備費7,000万円は、前年度と同額としております。 以上でございます。 ○議長(野嶋広子君) 山本市民環境局長。 〔市民環境局長山本彰徳君登壇〕 ◎市民環境局長(山本彰徳君) 市民環境局関係の一般会計歳出予算について御説明いたします。 議案書(その5)、5ページをお開き願います。 第2款総務費、第3項市民生活費で7億9,930万6,000円を計上しております。これは、市民生活業務に要する人件費及び諸経費5億5,537万1,000円、適正な計量の実施を確保するための定期検査などに要する諸経費158万6,000円、NPO・ボランティア推進事業に要する諸経費2,094万1,000円、美しいまちづくり事業の推進及び啓発に要する諸経費1,382万2,000円、市民サービスの一環として実施する各種相談及び消費者被害防止の啓発活動に要する諸経費2,481万2,000円、自衛官の募集に要する諸経費13万円、支所及び連絡所の管理運営などに要する諸経費1億4,915万6,000円、サービスセンターの管理運営に要する諸経費2,207万円、(仮称)南サービスセンターの建設に要する諸経費1,141万8,000円でございます。 次に、第4項戸籍住民基本台帳費で3億6,737万7,000円を計上しております。これは、戸籍及び住民基本台帳等事務などに要する人件費及び諸経費3億6,642万9,000円、本市に在留する中長期在留者の住居地届出等事務に要する諸経費94万8,000円でございます。 次に、第3款民生費、第6項市民福祉費で6億3,141万4,000円を計上しております。これは、地域の人権啓発活動の拠点である隣保館の管理運営に要する人件費及び諸経費3億5,352万6,000円、平井文化会館及び旧芦原文化会館の整備に要する経費9,030万5,000円、人権施策推進に要する人件費及び諸経費1億2,432万9,000円、男女共生推進センター等の管理運営及び男女共生社会の推進に要する人件費及び諸経費6,325万4,000円でございます。 次に、第4款衛生費、第2項清掃費で54億8,375万円を計上しております。これは、廃棄物処理事業の総括管理指導に要する人件費及び諸経費5億7,657万円、じんかいの収集運搬業務などに要する人件費及び諸経費21億1,340万3,000円、青岸エネルギーセンター、青岸クリーンセンターの管理運営及び青岸ストックヤードの整備に要する人件費及び諸経費25億5,642万2,000円、青岸汚泥再生処理センターの管理運営に要する人件費及び諸経費2億3,735万5,000円でございます。 次に、第3項環境保全費で1億9,951万2,000円を計上しております。これは、環境負荷の低減に関する企画、啓発、対策などの環境保全事業に要する人件費及び諸経費でございます。 以上でございます。 〔議長退席、副議長着席〕 ○副議長(戸田正人君) 田又総務局長。 〔総務局長田又俊男君登壇〕 ◎総務局長(田又俊男君) 総務局関係の一般会計歳出予算について御説明申し上げます。 議案書(その5)の5ページをお開き願います。 第2款総務費、第6項統計調査費で5,747万円を計上しております。これは、統計調査事務に従事する職員の人件費及び統計分析機能強化事業等に要する諸経費4,137万7,000円と、就業構造基本調査を初めとする7件の基幹統計調査事業等に要する諸経費1,609万3,000円を計上したものでございます。 以上でございます。 ○副議長(戸田正人君) 平田福祉局長。 〔福祉局長平田謙司君登壇〕 ◎福祉局長(平田謙司君) 福祉局関係の一般会計歳出予算について御説明申し上げます。 定例市議会議案(その5)の5ページをお開き願います。 第3款民生費、第1項社会福祉費239億2,014万5,000円を計上しています。これは、社会福祉の推進に要する人件費及び諸経費4億6,005万8,000円、身体障害者福祉事業に要する扶助費及び諸経費2億7,302万2,000円、障害者総合支援事業に要する扶助費及び諸経費76億1,433万円、民生委員の各種活動及び民生委員推薦会運営に要する諸経費6,578万7,000円、高齢者福祉の推進に要する諸経費7億4,357万5,000円、福祉医療制度等に要する扶助費及び諸経費26億1,828万7,000円、社会福祉の増進及び福祉施設、事業の助成に要する諸経費1億4,888万4,000円、福祉交流館、ふれ愛センター及び西庄ふれあいの郷の管理運営に要する諸経費1億6,496万6,000円、保険事業等に要する人件費及び諸経費7億1,753万5,000円、指導監査事業に要する諸経費672万8,000円、介護保険事業特別会計繰出金57億4,252万4,000円、後期高齢者医療制度に要する諸経費52億9,178万1,000円、臨時福祉給付金の給付に要する諸経費7,266万8,000円でございます。 第2項生活保護費187億6,850万4,000円を計上しています。これは、生活保護施行事務等に要する人件費及び諸経費8億3,463万7,000円、被保護世帯に要する扶助費179億3,386万7,000円でございます。 第3項児童福祉費191億955万4,000円を計上しています。これは、児童福祉の推進に要する人件費及び諸経費9億5,031万4,000円、児童に要する扶助費等88億8,841万4,000円、児童福祉施設の入所に要する諸経費3億6,393万円、児童保育の推進に要する諸経費69億6,089万9,000円、市立保育所の運営に要する人件費及び諸経費17億8,538万4,000円、児童館の管理運営に要する人件費及び諸経費1億5,873万1,000円、母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計への繰出金188万2,000円。 第4項災害救助費1,221万円を計上しています。これは、災害見舞金及び災害救助に要する諸経費でございます。 以上でございます。 ○副議長(戸田正人君) 立本健康局長。 〔健康局長立本 治君登壇〕 ◎健康局長(立本治君) 健康局関係の一般会計歳出予算について御説明申し上げます。 議案書(その5)の5ページをお開き願います。 第3款民生費、第5項年金保険費42億2,894万8,000円は、国民年金等事務取り扱いに要する人件費及び諸経費8,008万3,000円、国民健康保険事業特別会計繰出金41億4,886万5,000円でございます。 第4款衛生費、第1項保健衛生費35億7,954万円は、保健衛生業務に要する諸経費2,187万9,000円、斎場の管理運営に要する人件費及び諸経費2億122万8,000円、今福霊園等の維持管理及び整備に要する諸経費5,834万3,000円、眼疾患予防事業に要する諸経費206万4,000円、地域医療及び健康危機管理対策に要する諸経費1億4,135万3,000円、保健所事業に要する人件費及び諸経費9億1,016万4,000円、保健センターの管理運営及び地域健康づくり推進事業などに要する諸経費2,662万2,000円、予防接種事業及び感染症の予防に要する諸経費10億5,294万8,000円、妊婦及び乳幼児健康診査などに要する諸経費5億8,915万8,000円、結核予防対策に要する諸経費4,042万1,000円、生活習慣病対策に要する諸経費2億4,615万4,000円、食品取扱施設の監視、指導及び食品の検査などに要する諸経費548万8,000円、犬の登録、狂犬病の予防及び動物の保護などに要する諸経費9,230万5,000円、害虫の駆除及び環境衛生監視指導などに要する諸経費264万1,000円、衛生研究所における各種試験検査、調査研究などに要する人件費及び諸経費1億8,877万2,000円。 以上でございます。 ○副議長(戸田正人君) 坂本産業まちづくり局長。 〔産業まちづくり局長坂本安廣君登壇〕 ◎産業まちづくり局長(坂本安廣君) 産業まちづくり局関係の一般会計歳出予算について御説明申し上げます。 議案書(その5)の5ページをお開き願います。 まず、第5款農林水産業費から御説明いたします。 予算総額8億2,045万1,000円のうち、産業まちづくり局関係は7億741万5,000円です。 第1項農業費5億9,589万1,000円のうち、産業まちづくり局関係は4億8,285万5,000円を計上しています。主なものは、農業近代化の推進、水田農業構造改革対策事業等に要する人件費及び諸経費として1億4,459万7,000円、また、農業基盤整備事業として、農業施設の改良、維持修繕などの経費2億2,105万4,000円を計上しています。 次に、第2項農林緑花費1億1,191万6,000円は、農林業の総合的な振興に要する諸経費で、主なものは、イノシシやアライグマによる被害予防対策や、紀の国森づくり基金を活用し、森林公園を整備する事業などの経費として3,086万4,000円、また、四季の郷公園等管理運営並びにリニューアル整備に伴う測量調査などの諸経費として7,435万9,000円を計上しています。 次に、第3項水産業費1億1,264万4,000円は、水産振興に要する職員の人件費及び諸経費で、主なものは、漁港施設の維持管理等や漁場造成、保全事業等資源管理型漁業の推進に要する諸経費などとして5,688万7,000円を計上しています。 続きまして、第6款商工費について御説明申し上げます。 予算総額は39億5,626万9,000円です。 まず、第1項商工費30億6,959万2,000円は、産業振興に関する事業に要する職員の人件費及び諸経費です。主なものは、企業立地の奨励、促進に要する諸経費として8,212万3,000円、新産業の育成や中小企業の販路拡大を支援する諸経費として1,199万5,000円、中小企業者の円滑な資金繰りを図るための各種融資制度の預託金及び利子補給金などの金融対策の諸経費として21億2,266万9,000円、また、商工業団体及び商工業振興事業に対する助成並びに地場産業の育成やわかちか広場の整備などの諸経費として1億3,196万4,000円、労働福祉関係では、シルバー人材センター補助金、中小企業勤労者福祉サービスセンター運営交付金、勤労者生活資金預託金及び勤労者総合センター管理運営費として1億6,914万1,000円、中心市街地の活性化及びまちおこしに関する事業に要する諸経費として4,334万2,000円、卸売市場事業特別会計への繰出金として2億1,124万6,000円を計上しています。 続いて、第2項観光費8億8,667万7,000円は、観光及び国際交流の推進に要する職員の人件費並びに諸経費です。主なものは、観光施設の整備及び維持管理、観光誘客対策やコンベンション推進事業など、観光振興を図る事業に係る諸経費として2億4,912万5,000円、和歌山城天守閣を初め和歌山公園、岡公園の施設整備及び維持管理運営に要する職員の人件費並びに諸経費として4億4,772万8,000円を計上しています。 続きまして、6ページをお開き願います。 第7款土木費について御説明申し上げます。 予算総額225億7,037万7,000円のうち、産業まちづくり局関係は、第4項都市計画費36億3,155万6,000円で、都市計画事業に要する職員の人件費及び諸経費です。主なものは、土地区画整理事業及び地籍調査事業に要する諸経費として2億6,106万2,000円、民間住宅耐震化の促進に要する諸経費などとして3億2,767万4,000円、市街地再開発事業に要する諸経費として21億7,268万円を計上しています。 以上でございます。 ○副議長(戸田正人君) 南方建設局長。 〔建設局長南方節也君登壇〕 ◎建設局長(南方節也君) 建設局関係の一般会計歳出予算について御説明いたします。 議案書(その5)の6ページをお開き願います。 第7款土木費225億7,037万7,000円のうち、建設局関係は189億3,882万1,000円で、第1項土木管理費は2億177万9,000円を計上しています。その内訳としましては、建設総務事業に要する人件費及び諸経費として1億4,470万7,000円、また、和歌山駅、和歌山市駅、紀三井寺駅及び和歌山大学前駅の駅前広場等の維持管理等に要する諸経費として5,707万2,000円の計上です。 次に、第2項道路橋梁費は44億7,649万2,000円を計上しています。その内訳としましては、道路事業に要する人件費並びに市道及び道路附属施設の管理事務に要する諸経費として6億3,649万9,000円、市内各所の道路、橋梁の維持補修に要する諸経費及び橋梁長寿命化等に要する諸経費として11億1,336万4,000円、生活道路の改良を図るための道路新設改良事業及び緊急避難道路等整備事業に要する諸経費で1,900万円、また、市駅湊線の河西橋かけかえ初め23路線の整備及び砂山、今福のまちづくりに係る砂山コミュニティ緑道の整備など、地方道の整備に要する諸経費として26億1,387万1,000円、交通安全施設整備事業に要する諸経費として9,375万8,000円の計上です。 次に、第3項河川費は3億3,743万8,000円を計上しています。その内訳としましては、市管理31河川の管理に要する職員の人件費及び直川地区排水処理施設の管理等に要する諸経費として9,016万2,000円、市管理河川のしゅんせつ、維持補修及び改良に要する諸経費として5,463万4,000円、また、準用河川前代川及び永山川の改修事業に要する諸経費として1億9,264万2,000円の計上です。 次に、第5項都市計画道路費で18億2,694万4,000円を計上しています。その内訳としましては、都市計画道路事業に要する人件費及び都市計画事業県工事費等負担金などに要する諸経費として4億6,604万8,000円、また、有本中島線、今福神前線の新規2路線及び南港山東線初め継続3路線の整備事業に要する諸経費として3億742万3,000円、第二阪和国道建設関連事業に要する諸経費として98万5,000円、京奈和自動車道建設関連事業に要する諸経費として377万3,000円、街路用地先行取得事業特別会計への繰出金として10億4,871万5,000円をそれぞれ計上しています。 次に、第6項公園費で5億8,763万8,000円を計上しています。その内訳としましては、都市公園、児童遊園、広場等の維持管理に要する職員の人件費及び諸経費として3億3,246万7,000円、御手洗池公園の橋梁のかけかえ及び公園施設の長寿命化など、都市公園等の整備に要する諸経費として2億5,517万1,000円を計上しています。 次に、第7項下水道費で84億129万4,000円を計上しています。その内訳としましては、下水道の管理に要する職員の人件費及び諸経費として1億6,630万5,000円、主要下水路等のしゅんせつ及び維持補修に要する諸経費として9,860万1,000円、ポンプ場及び地域汚水処理施設の維持管理に要する諸経費として1億3,025万円、また、内原排水ポンプ場のゲートポンプ施設増設や下水路の新設、改良等の整備に要する諸経費として1億8,864万3,000円の計上です。繰出金としましては、下水道事業特別会計へ76億2,371万4,000円、漁業集落排水事業特別会計へ9,109万6,000円、農業集落排水事業特別会計へ1億268万5,000円をそれぞれ計上しています。 次に、第8項住宅費で31億723万6,000円を計上しています。その内訳としましては、住宅関係職員の人件費、市営岡崎団地の建てかえ事業、市営住宅の維持管理に要する諸経費として16億1,844万円、汐見団地の建てかえ事業等に要する諸経費として8億3,997万7,000円、空き家の除却支援、空き家活用の推進に要する諸経費として4,881万9,000円の計上です。繰出金としましては、土地造成事業特別会計へ6億円を計上しています。 以上でございます。 ○副議長(戸田正人君) 出口消防局長。 〔消防局長出口博一君登壇〕 ◎消防局長(出口博一君) 消防局の一般会計歳出予算について御説明いたします。 議案書(その5)の6ページをお願いいたします。 歳出第8款消防費、第1項消防費の予算総額は46億540万1,000円でございます。主な内訳といたしまして、消防職員に係る人件費38億7,218万1,000円、消防事務や消防活動、消防施設の管理運営、通信指令の運用や救急業務に要する経費2億8,990万7,000円、防災学習センターの運営及び防火管理者資格取得講習等開催の委託料を含めた火災予防関係業務に要する経費3,629万2,000円、消火器設置奨励補助金など自主防火及び火災のないまちづくりに関する経費269万7,000円、消防水利の維持管理などに要する経費3,656万5,000円、また、消防団関係といたしまして、消防団の車両や機械器具の整備を図る経費として6,934万3,000円、消防団の運営や活動、消防団員の報償金等の経費として1億5,338万7,000円などを計上しています。消防施設の充実に関しましては、消防ポンプ自動車及び南分署庁舎の建てかえに要する経費として1億3,893万8,000円、そのほか、紀の川水系10樋門の操作員手当を初めとする水防活動業務に要する経費609万1,000円などを計上しています。 以上でございます。 ○副議長(戸田正人君) 北教育局長。 〔教育局長北 克巳君登壇〕 ◎教育局長(北克巳君) 教育委員会関係の一般会計歳出予算について御説明申し上げます。 議案書(その5)の6ページをお開き願います。 第9款教育費は111億3,926万6,000円を計上しています。 第1項教育総務費は20億4,848万6,000円で、これは、教育委員会及び事務局の運営に要する人件費並びに諸経費として14億8,356万6,000円、地域で支える教育力の向上に向けた新たな取り組みとなるコミュニティ・スクールの導入や特別支援教育支援員等の派遣、就学援助交付金など、本市の学校教育の振興に資するための諸経費として4億2,032万6,000円を計上しています。また、ICTを活用した教育の推進や教育活動の基礎となる調査研究に要する諸経費として5,038万5,000円、教育文化センターの管理運営及び青少年国際交流施設の整備に4,692万5,000円、少年センターの運営及び補導活動、こども総合支援センターの管理運営及びいじめ、不登校などの対策に要する諸経費として4,728万4,000円を計上しています。 第2項小学校費は21億9,645万円を計上しています。これは、義務教育学校及び小学校50校の校務員等の人件費及び学校管理運営に要する諸経費のほか、校舎改修やプール改築など施設の整備に要する諸経費です。 第3項中学校費は9億2,432万9,000円で、これは、義務教育学校及び中学校17校の校務員等の人件費及び学校管理運営に要する諸経費のほか、校舎改修など施設の整備に要する諸経費です。 第4項高等学校費は6億3,793万3,000円で、これは、市立和歌山高等学校の教職員の人件費及び学校管理運営に要する諸経費のほか、高等学校施設の整備に要する経費です。 第5項幼稚園費は5億5,728万1,000円で、これは、幼稚園13園の教職員の人件費及び管理運営に要する諸経費のほか、施設の整備に要する諸経費です。 第6項社会教育費は、家庭や地域の教育力等向上を推進する費用で38億3,504万1,000円を計上しています。社会教育推進に要する人件費及び諸経費として4億2,849万6,000円、公民館、市民大学などの生涯学習の振興に要する諸経費として5,438万3,000円、人権教育の推進及び青少年の健全育成事業に要する諸経費として9,202万1,000円、若竹学級の運営など学童保育の推進に要する諸経費として4億9,485万7,000円、文化財保護事業及び文化振興に要する諸経費として5億3,498万2,000円、市民図書館の管理運営に要する人件費及び諸経費、図書館新館建設に要する諸経費として10億5,868万1,000円、こども科学館、博物館、市民会館及びコミュニティセンターの管理運営に要する諸経費として8億5,470万1,000円、(仮称)南コミュニティセンターの整備に要する諸経費として2億5,333万1,000円、また、和歌の浦アート・キューブ及び湊御殿の管理運営に要する諸経費として6,358万9,000円を計上しています。 第7項保健体育費は9億3,974万6,000円を計上しています。これは、保健体育に要する人件費及び諸経費として2億4,425万1,000円、和歌浦ベイマラソンwithジャズ、ジュニアスポーツ教室の開催及び国際第38回全日本マスターズ陸上競技選手権大会など、体育振興に要する諸経費として4,725万4,000円、また、児童生徒、教職員の健康診断や学校環境衛生の維持向上など、学校保健に要する諸経費として8,365万2,000円、共同調理場の管理運営に要する諸経費として2億5,911万3,000円を、市民・河南総合・松下の3体育館、市民スポーツ広場、つつじが丘テニスコート及び市民温水プールの管理運営に要する諸経費として3億547万6,000円を計上しています。 以上です。 ○副議長(戸田正人君) しばらく休憩します。          午後2時24分休憩   ---------------          午後2時50分再開 ○副議長(戸田正人君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第3から日程第45までの議事を継続し、当局から提案理由の説明を求めます。--小林財政局長。 〔財政局長小林亮介君登壇〕 ◎財政局長(小林亮介君) 議案第29号、平成29年度和歌山市一般会計予算の歳入関係及び第2条債務負担行為から第5条歳出予算の流用までについて御説明いたします。 議案書(その5)の2ページをお開き願います。 まず、歳入につきまして、第1款市税は578億3,016万4,000円で、前年度から7億5,345万7,000円、1.3%の増としております。主なものとして、第1項市民税228億9,474万8,000円は、企業収益の増加による法人市民税の増加などにより、前年度より2億3,818万円の増額。 第2項固定資産税248億4,579万8,000円は、新増築家屋の増加などにより、前年度から3億6,829万2,000円の増額。 第3項軽自動車税9億6,200万円は、税率変更による増加を見込み、前年度から1億437万9,000円の増額。 第4項市たばこ税27億7,470万5,000円は、売り上げの減少により、前年度から8,718万8,000円の減額。 第7項都市計画税41億3,811万円は、固定資産税の増加により、前年度より9,637万2,000円の増額などでございます。 第2款地方譲与税から第9款地方特例交付金までは、いずれも平成28年度の収入状況や平成29年度の地方財政計画から額を見込んでおり、第2款地方譲与税は7億8,100万円で、前年度より3,900万円の減額。 第3款利子割交付金は8,100万円で、前年度より4,300万円の減額。 第4款配当割交付金は8億2,100万円で、前年度より2億8,600万円の減額。 第5款株式等譲渡所得割交付金は5億4,300万円で、前年度より2億7,400万円の増額。 第6款地方消費税交付金は63億8,900万円で、前年度より11億7,900万円の減額。 第7款ゴルフ場利用税交付金は1,800万円で、前年度より100万円の減額。 第8款自動車取得税交付金は1億6,200万円で、前年度より2,300万円の増額。 第9款地方特例交付金は2億6,600万円で、前年度より1,600万円の増額となっております。 3ページをお願いします。 第10款地方交付税は105億7,000万円で、このうち普通交付税は99億5,000万円で、前年度より11億1,700万円の減額としております。これは、平成29年度の地方財政計画を考慮し、基準財政需要額が微増となるものの、臨時財政対策債への振替額の増などを見込み、算定したものです。また、特別交付税は6億2,000万円としております。 第11款交通安全対策特別交付金は5,500万円で、国の概算要求額等を考慮し、前年度より700万円の減額。 第12款分担金及び負担金は8億8,955万4,000円で、制度改正及び認定こども園への移行の影響による保育所保育費用負担金の減などにより、前年度より5,868万7,000円の減額。 第13款使用料及び手数料は26億9,982万3,000円で、和歌山市立保育所の閉園などによる入所児童数の減少に伴う保育所使用料の減などにより、前年度より2,621万9,000円の減額。 第14款国庫支出金は313億1,465万7,000円で、河西橋かけかえ等に係る地方道整備事業費補助金や市街地再開発事業費補助金の増などにより、前年度より10億2,498万2,000円の増額。 第15款県支出金は100億1,271万9,000円で、認定こども園への移行の影響などによる施設型給付費等負担金や市街地再開発事業費補助金の増などにより、前年度より5,440万5,000円の増額。 第16款財産収入は4億2,494万5,000円で、市有地売払代の増などにより、前年度より615万1,000円の増額となっております。 第17款寄附金は1億81万円で、元気わかやま市応援寄附金の増などにより、前年度より8,322万4,000円の増額となっております。 第18款繰入金は60億8,406万5,000円で、財政調整基金繰入金などの減により、前年度より4,772万7,000円の減額となっております。 4ページをお開き願います。 第19款繰越金1,000円は存置科目でございます。 第20款諸収入は33億5,305万2,000円で、主なものは、第1項延滞金・加算金及び過料において延滞金収入1億3,000万円など、第3項貸付金収入において中小企業融資資金収入21億円など、第8項雑入において、派遣職員費収入1億8,262万1,000円、高額医療費収入5,298万4,000円、電力売払収入1億8,063万4,000円、専用水道料等収入1億7,064万4,000円、学校給食費負担金収入1億7,172万6,000円、仮設市駅前自転車駐車場建設補償金などを含む雑入8,292万1,000円などでございます。 第21款市債は138億4,750万円で、清掃工場解体撤去事業債、伏虎義務教育学校に係る施設整備事業債の減などにより、前年度より3億5,770万円の減額となっております。 7ページをお開き願います。 第2条債務負担行為は第2表のとおりでございまして、建築積算システム事業を平成33年度まで639万2,000円、土木積算システム事業を平成32年度まで1,461万9,000円、本庁舎等警備委託事業を平成31年度まで7,517万円、防災センター及び中央監視室等設備管理委託事業を平成33年度まで1億2,961万6,000円、奨学金返還助成事業(平成29年度募集分)を平成34年度まで、25万円掛ける交付対象者奨学金受け取り総月数割る12--8ページをお開き願います--次期情報システム構築事業(第4期)を平成35年度まで1,972万8,000円、防災行政無線再整備事業を平成33年度まで19億1,518万円、市税納税通知書封入封緘等委託事業を平成30年度まで1,869万9,000円、食品営業管理システム設置事業を平成34年度まで1,762万8,000円、動物管理システム設置事業を平成34年度まで781万5,000円--9ページをお願いします--青岸エネルギーセンター運転管理業務委託を平成34年度まで12億3,768万円、青岸汚泥再生処理センター運転管理業務委託を平成34年度まで2億9,829万6,000円、生活排水対策推進計画策定事業を平成30年度まで513万円、小規模事業者経営改善資金利子補給事業を平成33年度まで、貸付限度額8億円の年1.0%を上限として利息相当額の2分の1、シニア・女性起業家支援資金利子補給事業を平成33年度まで、貸付限度額2億5,000万円の年1.0%を上限として利息相当額の2分の1--10ページをお開き願います--電子入札システム整備事業を平成31年度まで1,462万5,000円、仮設市駅前自転車駐車場建設事業を平成31年度まで958万8,000円で、東和歌山第二地区住居表示整備事業を平成30年度まで752万7,000円で、岡崎団地建替建設工事(第1号棟)を平成31年度まで12億2,160万円で、岡崎団地建替工事監理業務委託(第1号棟)を平成31年度まで1,912万円で--11ページをお願いします--中学校給食民間委託事業を平成32年度まで2億5,784万5,000円で、それぞれ債務負担行為として設定するものでございます。 12ページをお開き願います。 第3条地方債は第3表のとおりでございまして、公用自動車購入事業を初め48件について、それぞれ限度額を定め、総額138億4,750万円とするものでございます。 1ページにお戻り願います。 第4条は、一時借入金の借り入れの最高額を300億円と定めるものでございます。 第5条の歳出予算の流用については、従来と同様の措置としております。 以上でございます。 ○副議長(戸田正人君) 立本健康局長。 〔健康局長立本 治君登壇〕 ◎健康局長(立本治君) 健康局関係の特別会計予算について御説明申し上げます。 議案書(その5)の15ページをお開き願います。 議案第30号、平成29年度和歌山市国民健康保険事業特別会計予算について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ514億3,996万4,000円、一時借入金の借り入れの最高額を50億円と定めるものでございます。 17ページをお開き願います。 歳出でございます。 第1款総務費5億8,248万2,000円は国民健康保険事業に要する人件費及び諸経費、第2款保険給付費312億7,070万5,000円は医療費などの給付に要する諸経費、第3款老人保健拠出金21万8,000円は老人保健事務費拠出金、第4款後期高齢者支援金等50億8,055万3,000円は後期高齢者医療制度に係る支援金など、第5款前期高齢者納付金等3,070万4,000円は前期高齢者医療制度に係る納付金など、第6款共同事業拠出金121億2,003万円は保険財政の安定化を図るための拠出金など、第7款介護納付金19億3,000万円は介護保険第2号被保険者に係る介護納付金、第8款保健事業費3億7,626万円は特定健康診査などに要する諸経費、第9款公債費848万5,000円は一時借入金の利子、第10款諸支出金3,052万7,000円は保険料還付などに要する諸経費でございます。 第11款予備費につきましては、前年度と同額の1,000万円を計上しております。 16ページにお戻り願います。 歳入でございます。 第1款国民健康保険料は88億7,684万8,000円、第2款使用料及び手数料200万1,000円は督促手数料などでございます。 第3款国庫支出金104億2,403万8,000円、第4款療養給付費等交付金9億2,432万5,000円、第5款前期高齢者交付金128億3,400万円、第6款県支出金19億8,865万9,000円、第7款共同事業交付金121億2,000万円は、それぞれ国、県、社会保険診療報酬支払基金などからの負担分を受け入れるものでございます。 第8款繰入金41億4,886万5,000円は一般会計からの繰入金、第9款繰越金1,000円、第10款諸収入1億2,122万7,000円は雑入などでございます。 43ページをお開き願います。 議案第42号、平成29年度和歌山市介護保険事業特別会計予算について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ398億711万1,000円と定めるものでございます。 45ページをお開き願います。 歳出でございます。 第1款総務費7億899万円は介護保険事業に要する人件費及び諸経費、第2款保険給付費377億8,348万3,000円は介護サービスなどの給付に要する諸経費、第3款地域支援事業費12億9,596万5,000円は地域支援事業に要する諸経費、第4款基金積立金16万2,000円は介護保険制度の円滑な運営のために設置した介護給付費準備基金への積立金、第5款諸支出金1,351万1,000円は保険料還付などに要する諸経費でございます。 第6款予備費につきましては、前年度と同額の500万円を計上しております。 44ページにお戻り願います。 歳入でございます。 第1款介護保険料79億730万9,000円は第1号被保険者の保険料、第2款使用料及び手数料126万円は督促手数料などでございます。 第3款国庫支出金98億833万7,000円、第4款県支出金54億731万8,000円、第5款支払基金交付金107億8,624万1,000円は、それぞれ国、県、社会保険診療報酬支払基金からの負担分を受け入れるものでございます。 第6款財産収入16万2,000円は、介護給付費準備基金の繰替運用利子などです。 第7款繰入金58億9,261万9,000円は一般会計からの繰入金、第8款繰越金1,000円、第9款諸収入386万4,000円は第1号被保険者延滞金などでございます。 46ページをお開き願います。 第2表債務負担行為でございます。地域包括支援センターシステム設置事業について、債務負担の期間を平成30年度から平成34年度まで、限度額を5,384万5,000円と定めるものでございます。 47ページをお願いします。 議案第43号、平成29年度和歌山市後期高齢者医療特別会計予算について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ85億9,646万9,000円と定めるものでございます。 48ページをお開き願います。 まず、歳出でございます。 第1款総務費6,121万7,000円は後期高齢者医療に要する諸経費、第2款後期高齢者医療広域連合納付金85億2,803万4,000円は和歌山県後期高齢者医療広域連合への納付金、第3款諸支出金421万8,000円は保険料還付に要する諸経費でございます。 第4款予備費につきましては、前年度と同額の300万円を計上しております。 次に、歳入でございます。 第1款後期高齢者医療保険料は33億5,773万8,000円、第2款使用料及び手数料30万1,000円は督促手数料など、第3款繰入金52億2,809万2,000円は一般会計からの繰入金、第4款繰越金は1,000円、第5款諸収入1,033万7,000円は和歌山県後期高齢者医療広域連合から受け入れる保険料還付金などでございます。 以上でございます。 ○副議長(戸田正人君) 坂本産業まちづくり局長。 〔産業まちづくり局長坂本安廣君登壇〕 ◎産業まちづくり局長(坂本安廣君) 産業まちづくり局関係の3つの特別会計予算について御説明申し上げます。 議案書(その5)の18ページをお開き願います。 まず、議案第31号、平成29年度和歌山市卸売市場事業特別会計予算について、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ5億6,386万7,000円に定めるものです。 19ページをお願いします。 まず、歳出についてですが、第1款卸売市場費5億269万2,000円は、卸売市場の管理、再整備、業務指導等に要する人件費及び諸経費です。 第2款公債費として、長期債に対する元利償還金で6,107万5,000円、第3款予備費として10万円を計上しています。 次に、歳入ですが、第1款使用料及び手数料で2億4,809万2,000円、第2款繰入金、一般会計からの繰入金が2億1,124万6,000円、第3款諸収入の雑入1億452万9,000円を計上しています。 続きまして、22ページをお開き願います。 議案第33号、平成29年度和歌山市土地区画整理事業特別会計予算について、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ7,080万1,000円と定めるものです。 23ページをお願いします。 まず、歳出についてですが、第1款東和歌山第一地区土地区画整理事業費13万8,000円及び第2款東和歌山第二地区土地区画整理事業費7,036万3,000円は、両地区の土地区画整理事業施行に要する諸経費です。 第3款諸支出金30万円は、一般会計への繰出金です。 次に、歳入ですが、第1款繰入金、一般会計からの繰入金が7,036万3,000円、第2款諸収入、東和歌山第一地区土地区画整理事業の換地処分清算金として43万8,000円を計上しています。 続きまして、30ページをお開き願います。 議案第37号、平成29年度和歌山市駐車場管理事業特別会計予算について、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ20億9,114万2,000円、一時借入金の借り入れ最高額を19億円と定めるものです。 31ページをお願いします。 まず、歳出についてですが、第1款駐車場管理費8,262万4,000円は、京橋駐車場、本町地下駐車場、中央駐車場及び大新地下駐車場の管理運営などに要する諸経費、第2款道路駐車場管理費1億321万8,000円は、城北公園地下駐車場及びけやき大通り地下駐車場、自転車等駐車場の管理運営に要する諸経費です。 第3款前年度繰上充用金19億500万円は、平成28年度末における累積赤字見込み額を繰上充用するものです。 第4款予備費は30万円を計上しています。 次に、歳入ですが、第1款使用料及び手数料で2億8,032万2,000円、第2款国庫支出金、国庫補助金が240万円、第3款繰入金、一般会計からの繰入金が231万3,000円、第4款諸収入は、雑入として18億610万7,000円を計上しています。 以上でございます。 ○副議長(戸田正人君) 南方建設局長。 〔建設局長南方節也君登壇〕 ◎建設局長(南方節也君) 建設局関係の特別会計予算について御説明いたします。 議案書(その5)の20ページをお願いします。 議案第32号、平成29年度和歌山市土地造成事業特別会計予算は、歳入歳出の予算総額それぞれ45億1,925万円を計上しています。また、一時借入金の借り入れの最高額を33億円と定めるものです。 21ページをお願いします。 まず、歳出ですが、宅地分譲事業費については、スカイタウンつつじが丘の管理及び販売促進に要する諸経費として3,312万6,000円を計上しています。 また、長期債に対する元金償還金、長期債及び一時借入金に対する利子として、公債費は11億5,959万3,000円を計上しています。 前年度繰上充用金33億2,653万1,000円は、平成28年度末における累積赤字見込み額を繰上充用するものです。 次に、歳入ですが、使用料として33万5,000円、財産収入として貸地料及び土地売払代6,298万4,000円を計上しています。 また、一般会計からの繰入金として6億円、諸収入として雑入38億5,593万1,000円を計上しています。 24ページをお願いします。 議案第34号、平成29年度和歌山市住宅改修資金貸付事業特別会計予算について御説明いたします。 歳入歳出の予算総額それぞれ7,259万2,000円を計上しています。また、一時借入金の借り入れの最高額を1億円と定めるものです。 25ページをお願いします。 まず、歳出としまして、住宅改修資金貸付事業費59万2,000円は、住宅改修資金貸し付けの償還に伴う一時借入金利子です。 前年度繰上充用金7,200万円は、平成28年度末における累積赤字見込み額を繰上充用するものです。 次に、歳入ですが、貸付金収入で7,259万2,000円を計上しています。 32ページをお願いします。 議案第38号、平成29年度和歌山市下水道事業特別会計予算について御説明いたします。 歳入歳出の予算総額それぞれ238億6,620万7,000円を計上しています。また、一時借入金の借り入れの最高額を150億円と定めるものです。 34ページをお願いします。 歳出ですが、まず下水道管理費は34億5,921万5,000円の計上で、公共下水道区域内の管渠の維持管理、雨水排水施設及び汚水処理施設の運転管理等に要する人件費及び諸経費として31億3,136万3,000円、脱色施設の運転管理に要する人件費及び諸経費として3億2,785万2,000円です。 次に、下水道建設費は43億8,900万9,000円の計上で、雨水排水や汚水処理に係る施設及び管渠の整備並びに和歌川終末処理場の長寿命化対策などに要する諸経費です。 また、長期債に対する元金償還金、長期債及び一時借入金に対する利子として、公債費は104億7,099万8,000円を計上しています。 次に、前年度繰上充用金55億4,648万5,000円は、平成28年度末における累積赤字見込み額を繰上充用するものです。 また、予備費は前年度と同額の50万円を計上しています。 33ページへお戻り願います。 歳入ですが、分担金及び負担金として6,424万3,000円、下水道の使用料及び手数料として32億7,458万2,000円を計上しています。 次に、公共下水道の建設等に係る国庫負担金として13億9,279万8,000円、繰入金は一般会計からの繰り入れとして76億2,371万4,000円、工業用水道事業会計からの借り入れとして20億円、合計96億2,371万4,000円を計上しています。 諸収入として雑入30億5,087万円、公共下水道の建設等に伴う市債については64億6,000万円を計上しています。 35ページをお願いします。 第2表債務負担行為ですが、水洗化の普及のため、本市の融資あっせん制度による利子補給に要する諸経費として、平成30年度から平成35年度までの債務を貸付限度額100万円の4.38%と利息相当額に、また、公共下水道事業の一層の整備推進を図るため、平成30年度の債務を10億2,660万円にそれぞれ設定するものです。 36ページをお願いします。 第3表地方債ですが、公共下水道事業の限度額を45億5,470万円、公共下水道事業借換債の限度額を19億530万円とそれぞれ定めるものです。 37ページをお願いします。 議案第39号、平成29年度和歌山市漁業集落排水事業特別会計予算について御説明いたします。 歳入歳出の予算総額それぞれ1億2,387万6,000円を計上しています。 38ページをお願いします。 まず、歳出ですが、雑賀崎地区及び田ノ浦地区の漁業集落排水施設の管理運営に要する人件費及び諸経費として7,183万6,000円を計上しています。 長期債に対する元金償還金等の公債費として5,184万円、また、予備費は前年度と同額の20万円を計上しています。 次に、歳入としては、受益者分担金として32万2,000円、漁業集落排水処理施設の使用料及び手数料として3,245万7,000円を計上しています。 また、一般会計からの繰入金として9,109万6,000円、諸収入として雑入1,000円をそれぞれ計上しています。 39ページをお願いします。 議案第40号、平成29年度和歌山市農業集落排水事業特別会計予算について御説明いたします。 歳入歳出の予算総額それぞれ1億2,001万8,000円を計上しています。 40ページをお願いします。 まず、歳出ですが、東山東中部地区初め3地区の農業集落排水施設の管理運営に要する人件費及び諸経費として6,482万8,000円、長期債に対する元金償還金等の公債費として5,499万円、また、予備費は前年度と同額の20万円を計上しています。 次に、歳入としては、農業集落排水処理施設等の使用料及び手数料として1,733万2,000円を計上しています。 また、一般会計からの繰入金として1億268万5,000円、諸収入として雑入1,000円をそれぞれ計上しています。 49ページをお願いします。 議案第44号、平成29年度和歌山市街路用地先行取得事業特別会計予算は、歳入歳出の予算総額それぞれ27億9,349万6,000円を計上しています。 50ページをお願いします。 まず、歳出ですが、市駅小倉線整備事業費27億9,349万6,000円は、市駅和佐線の用地先行取得に係る借入金の償還に伴う諸経費です。 次に、歳入ですが、土地使用料38万1,000円、一般会計からの繰入金として10億4,871万5,000円、借入金の償還に伴う借換債17億4,440万円をそれぞれ計上しています。 51ページをお願いします。 第2表地方債ですが、街路用地先行取得事業借換債の限度額を17億4,440万円と定めるものです。 以上でございます。 ○副議長(戸田正人君) 山本市民環境局長。 〔市民環境局長山本彰徳君登壇〕 ◎市民環境局長(山本彰徳君) 市民環境局関係の特別会計の議案について御説明いたします。 議案書(その5)、26ページをお開き願います。 議案第35号、平成29年度和歌山市住宅新築資金貸付事業特別会計予算について御説明いたします。 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ6億9,569万円、一時借入金の借り入れの最高額は6億8,000万円と定めるものでございます。 27ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算でございます。 まず、歳出でございます。 第1款住宅新築資金貸付事業費1,930万8,000円は、住宅新築資金貸し付けの償還に伴う諸経費でございます。 第2款前年度繰上充用金6億7,638万2,000円は、平成28年度末における累積赤字見込み額を計上しております。 次に、歳入でございます。 第1款諸収入6億9,569万円は、貸付金収入及び雑入でございます。 28ページをお開き願います。 続きまして、議案第36号、平成29年度和歌山市宅地取得資金貸付事業特別会計予算について御説明いたします。 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ2億9,565万4,000円、一時借入金の借り入れの最高額は2億9,000万円と定めるものでございます。 29ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算でございます。 まず、歳出でございます。 第1款宅地取得資金貸付事業費1,015万円は、宅地取得資金貸し付けの償還に伴う諸経費でございます。 第2款前年度繰上充用金2億8,550万4,000円は、平成28年度末における累積赤字見込み額を計上しております。 次に、歳入でございます。 第1款諸収入2億9,565万4,000円は、貸付金収入及び雑入でございます。 以上でございます。 〔副議長退席、議長着席〕 ○議長(野嶋広子君) 平田福祉局長。 〔福祉局長平田謙司君登壇〕 ◎福祉局長(平田謙司君) 福祉局関係の特別会計予算について御説明申し上げます。 定例市議会議案(その5)の41ページをお開き願います。 議案第41号、平成29年度和歌山市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億9,862万9,000円と定めるものでございます。 42ページをお開き願います。 歳出でございます。 第1款母子父子寡婦福祉資金貸付事業費1億9,862万9,000円は、母子父子寡婦家庭の生活の安定と向上を図るための貸付金及びそれに伴う諸経費でございます。 次に、歳入でございます。 第1款繰入金188万2,000円は一般会計からの繰入金、第2款繰越金7,302万8,000円は前年度からの繰越金、第3款諸収入1億2,371万9,000円は貸付金収入などでございます。 以上でございます。 ○議長(野嶋広子君) 公営企業管理者職務代理者巽水道局長。 〔公営企業管理者職務代理者水道局長巽 和祥君登壇〕 ◎公営企業管理者職務代理者水道局長(巽和祥君) 水道局関係の予算について御説明申し上げます。 議案書(その5)の52ページをお開き願います。 議案第45号は、平成29年度和歌山市水道事業会計予算でございます。 第2条は、企業活動の基本的目標として、業務の予定量を定めるものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるもので、収入、第1款水道事業収益79億7,995万7,000円の内訳は、第1項営業収益で、主に水道料金などで74億1,538万1,000円を、第2項営業外収益は、長期前受金戻入及び水道加入金など合わせて5億6,457万6,000円を見込むものでございます。 次に、支出でございます。 第1款水道事業費を74億577万8,000円とするもので、内訳として、第1項営業費用では、主に浄水場の運営に要する経費や減価償却費など合わせて63億6,444万2,000円を、第2項営業外費用で、主に企業債に対する支払利息として10億833万6,000円をそれぞれ計上し、第3項特別損失は、過年度損益修正損として300万円、第4項予備費は、災害や緊急修繕の発生に備え3,000万円とするものです。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めるもので、収入、第1款水道事業資本的収入29億9,155万6,000円の内訳は、第1項企業債24億3,960万円、第2項出資金2億9,632万3,000円--53ページをお願いします--第3項補助金1億5,228万7,000円、第4項負担金1億334万6,000円として、建設改良費に充当する特定財源を見込むものでございます。 次に、支出でございます。 第1款水道事業資本的支出を63億6,502万9,000円とするもので、内訳として、第1項建設改良費39億8,235万円は水道施設の整備に要する費用で、第2項企業債償還金23億8,267万9,000円は企業債に対する償還元金でございます。 第5条は、債務負担行為について、事項、期間及び限度額を、第6条は、企業債について、その目的、限度額、起債の方法等を定めるものでございます。 第7条は、一時借入金の限度額を50億円と定めるもので、第8条は、消費税及び地方消費税に限って項の経費の金額を流用することができると定めるものでございます。 第9条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として--54ページをお願いします--職員給与費及び交際費について定めるものでございます。 第10条は、一般会計からの補助金を、第11条は、たな卸資産の購入限度額をそれぞれ定めるものでございます。 次に、55ページをお開き願います。 議案第46号は、平成29年度和歌山市工業用水道事業会計予算でございます。 第2条は、企業活動の基本的目標として、業務の予定量を定めるものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるもので、収入、第1款工業用水道事業収益23億1,146万6,000円の内訳は、第1項営業収益で、主に水道料金として22億2,370万1,000円を、第2項営業外収益は、主に長期前受金戻入として8,776万5,000円を見込むものでございます。 次に、支出でございます。 第1款工業用水道事業費を18億7,207万円とするもので、内訳として、第1項営業費用では、主に浄水場の運営に要する経費や減価償却費など合わせて16億7,312万4,000円を、第2項営業外費用で、主に企業債に対する支払利息として1億8,894万6,000円をそれぞれ計上し、第3項予備費は災害や緊急修繕の発生に備え、1,000万円とするものです。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めるもので、収入、第1款工業用水道事業資本的収入7億5,723万7,000円の内訳は、第1項企業債5億6,490万円、第2項補助金1億8,685万6,000円、第3項負担金548万1,000円として、建設改良費に充当する特定財源を見込むものでございます。 次に、支出でございます。 56ページをお願いします。 第1款工業用水道事業資本的支出を37億7,490万9,000円とするもので、内訳として、第1項建設改良費9億5,740万9,000円は水道施設の整備に要する費用で、第2項企業債償還金8億1,750万円は企業債に対する償還元金でございます。 第3項投資では、下水道事業特別会計への貸付金として20億円を計上しております。 第5条は、債務負担行為について、事項、期間及び限度額を、第6条は、企業債について、その目的、限度額、起債の方法等を定めるものでございます。 第7条は、一時借入金の限度額を10億円と定めるもので、第8条は、消費税及び地方消費税に限って項の経費の金額を流用することができると定めるものでございます。 第9条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として職員給与費及び交際費を、第10条は、一般会計からの補助金を定めるもので--57ページをお願いします--第11条はたな卸資産の購入限度額を定めるものでございます。 以上でございます。 ○議長(野嶋広子君) 小林財政局長。 〔財政局長小林亮介君登壇〕 ◎財政局長(小林亮介君) 議案第47号から議案第71号までについて、一括して御説明申し上げます。 議案書(その5)、58ページをお開き願います。 議案第47号、和歌山市個人情報保護条例等の一部を改正する条例の制定については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い、当該法律に規定する事務に準ずる事務について、特定個人情報を他の地方公共団体等と連携することが可能になるため、所要の改正を行うものでございます。 59ページをお願いします。 議案第48号、和歌山市職員給与条例等の一部を改正する条例の制定については、平成29年度以降に支給する勤勉手当について、人事評価の結果に応じて支給することとするため、所要の改正を行うものでございます。 60ページをお開き願います。 議案第49号、和歌山市職員の育児休業等に関する条例及び和歌山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴い、育児休業等の対象となる子の範囲の拡大など、所要の改正を行うものでございます。 63ページをお開き願います。 議案第50号、和歌山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定については、個人番号を利用することが可能な事務に、和歌山市立保育所条例等による保育に係る費用等の減額または免除に関する事務等を加えるため、所要の改正を行うものでございます。 71ページをお開き願います。 議案第51号、和歌山市美化推進及び美観の保護等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、特定美観地域を構成する一般国道26号が県道和歌山阪南線に認定されたため、所要の改正を行うものでございます。 72ページをお開き願います。 議案第52号、和歌山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定については、介護保険法第115条の45第1項第1号に規定する第1号介護予防支援事業を実施する者が、当該居宅要支援被保険者等に係る和歌山市介護保険条例に規定する認定調査情報等の開示を請求することができることとするなど、所要の改正を行うものでございます。 74ページをお開き願います。 議案第53号、和歌山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、地方税法等の改正による国民健康保険法施行令の改正に伴い、一般被保険者に係る基礎賦課額の所得割額の算定に係る他の所得と区分して計算される金額の規定を改正するなど、所要の改正を行うものでございます。 76ページをお開き願います。 議案第54号、和歌山市国民健康保険協力員の報酬及び費用弁償支給条例を廃止する条例の制定については、国民健康保険協力員の事務の見直しに伴い、国民健康保険協力員の制度を廃止することとするため、条例を廃止するものでございます。 77ページをお願いします。 議案第55号、和歌山市社会福祉審議会調査審議事項の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定については、社会福祉法の改正に伴い、地方社会福祉審議会において、条例で定めるところにより、精神障害者福祉に関する事項を調査審議できることとなったため、和歌山市社会福祉審議会調査審議事項に精神障害者福祉に関する事項を追加するに当たり、所要の改正を行うものでございます。 78ページをお開き願います。 議案第56号、和歌山市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に係る地域生活支援事業に関する条例の一部を改正する条例の制定については、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に規定されている地域生活支援事業の一環として実施している意思疎通支援に係る事業に、視覚障害者への代読または代筆及び重度の身体障害者の意思伝達を容易にするためのコミュニケーションボードの設置を含ませるため、所要の改正を行うものでございます。 79ページをお願いします。 議案第57号、和歌山市立保育所条例の一部を改正する条例の制定については、病後児保育事業に係る小学生の対象者について、小学校3学年までから小学校卒業までに拡大するため、また、平成28年度末をもって雑賀保育所、河西保育所、今福保育所が閉園するため、所要の改正を行うものでございます。 80ページをお開き願います。 議案第58号、和歌山市企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定については、企業の立地と事業規模拡大に必要な条例の期間延長を行い、さらに産業の振興及び雇用機会の拡大を図るため、奨励金の種類の追加など、所要の改正を行うものでございます。 81ページをお願いします。 議案第59号、和歌山城条例及び和歌山市立こども科学館条例の一部を改正する条例の制定については、地震等の災害や事件等の有事の際に、入場者または入館者の責めに帰さない場合、その他市長が特別の理由があると認める場合には入場料等を還付する規定を加えるため、所要の改正を行うものでございます。 82ページをお開き願います。 議案第60号、和歌山市開発行為等に関する条例等の一部を改正する条例の制定については、一般国道26号が県道和歌山阪南線に認定されたことに伴う改正など、所要の改正を行うものでございます。 83ページをお願いします。 議案第61号、和歌山市営自転車等駐車場条例の一部を改正する条例の制定については、利用者の利便性に資するため、1月1日から同月3日までの休業日を廃止するなど、所要の改正を行うものでございます。 84ページをお開き願います。 議案第62号、和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律に基づき、2,000平米以上の非住宅建築物の新築、増改築を行う場合の適合性判定に関する審査手数料を設定するなど、所要の改正を行うものでございます。 86ページをお開き願います。 議案第63号、和歌山市非常勤の職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、農業委員会等に関する法律の改正に伴い、農地利用最適化推進委員の報酬を定めるため、所要の改正を行うものでございます。 87ページをお願いします。 議案第64号、和歌山市立伏虎義務教育学校の設置に伴う関係条例の整備に関する条例の制定については、和歌山市立伏虎義務教育学校が平成29年4月1日に新設されることに伴い、関係条例について所要の改正を行うため制定するものでございます。 90ページをお開き願います。 議案第65号、和歌山市立学校条例の一部を改正する条例の制定については、和歌山市立紀伊小学校小豆島分校を廃止するため、所要の改正を行うものでございます。 91ページをお願いします。 議案第66号、和歌山市立体育館条例の一部を改正する条例の制定については、河南総合体育館の弓道場について、一部だけを個人使用できるようにするとともに、夜間に使用できる時間をふやすなど、所要の改正を行うものでございます。 93ページをお開き願います。 議案第67号、和歌山市教育支援委員会条例の一部を改正する条例の制定については、委員会を組織する委員の上限を35人以内から45人以内に改めるため、所要の改正を行うものでございます。 94ページをお開き願います。 議案第68号、和歌山市営住宅条例の一部を改正する条例の制定については、申し込みが少ない市営住宅を、本市の区域内に住所及び勤務場所を有しない者が入居の申し込みを行うことができる市営住宅として指定するなど、所要の改正を行うものでございます。 95ページをお願いします。 議案第69号は包括外部監査契約の締結でございまして、当該契約に基づく監査及び監査の結果に関する報告について、公認会計士小室将雄氏と1,072万9,800円を上限とする額で契約するものでございます。 続きまして、別刷りの議案書(その6)をお願いいたします。 1ページをお開き願います。 議案第70号、和歌山市長期総合計画における基本計画を定めるについては、基本構想で掲げた政策を具体的に推進するため、施策を分野ごとに体系的に示すとともに、市域を10の地域に分け、それぞれのまちづくりの方向性を地域別計画として示すため、定めるものでございます。 続きまして、別刷りの議案書(その7)をお開き願います。 1ページをお開き願います。 議案第71号、市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定については、特別職の給料の減額措置を1年間延長するため、所要の改正を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(野嶋広子君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 この際、ただいま議題となっている43件のうち、議案第48号、和歌山市職員給与条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第49号、和歌山市職員の育児休業等に関する条例及び和歌山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第64号、和歌山市立伏虎義務教育学校の設置に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についての3件については、地方公務員法第5条第2項の規定により、人事委員会の意見を求めます。--水野人事委員会委員長。 〔人事委員会委員長水野八朗君登壇〕 ◎人事委員会委員長(水野八朗君) ただいま議長から意見を求められました議案第48号、同第49号及び同第64号について、人事委員会の意見を述べます。 議案第48号、和歌山市職員給与条例等の一部を改正する条例による和歌山市職員給与条例の一部改正は、平成29年度以降に支給する勤勉手当について、人事評価の結果を活用するための改正であり、妥当であると考えます。 次に、議案第49号、和歌山市職員の育児休業等に関する条例及び和歌山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例は、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、育児休業等の対象となる子の範囲の拡大及び所要の改正を行うものであり、妥当であると考えます。 最後に、議案第64号、和歌山市立伏虎義務教育学校の設置に伴う関係条例の整備に関する条例による和歌山市職員給与条例の一部改正及び学校教育職員の給与等に関する特別措置に関する条例の一部改正は、学校教育法等の一部を改正する法律の施行により、新たに学校の種類として規定された義務教育学校が新設されることに伴い改正するものであり、妥当であると考えます。 以上でございます。 ○議長(野嶋広子君) お諮りします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会し、明3月2日は議案精読のため休会とし、3月3日午前10時から会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野嶋広子君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 本日はこれにて延会します。          午後3時51分延会   --------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長    野嶋広子 副議長   戸田正人 議員    井上直樹 議員    芝本和己 議員    中尾友紀...